同性婚はなぜ必要なのか?ふたりを守り続ける為の”結婚”

2016/07/30

こんにちは!あさひです!挙式イベントは終わりましたが、僕が代表を務める支援団体では7月の交流会に向けての準備が始まっています!そこでは海外からの日本という視点で結婚を一つのテーマにし簡単なセミナーを組み込んでいたり、同性婚関係の映画を見たりと、ここ何か月か「結婚」について深く考えています。その中で感じた日本人特有の意識について書かせて頂きます。

映画「ジェンダーマリアージュ」で感じた”結婚”に対する意識の違い

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以前、日本でも細々と上映された映画「ジェンダーマリアージュ」この作品は、アメリカで同性婚が合法になった実際の過程をとてもリアルに映している実話のお話です。リアルすぎて、リアルタイムで撮影されたものなのか、再現して撮影されたものなのかわからないほどでした。この映画では日本でも同性婚が反対されるときに必ず言われる「子孫繁栄の問題」についても触れられていますので、日本の同性婚の合法化に向けてはかなり参考になるものです。そして、この映画の中には様々なインタビューが織り交ぜられており、LGBT当事者・弁護士・家族・パートナー・子ども・一般市民の生の言葉を聞くことができるのですが、全ての言葉を聞いた後、僕が一番強く感じたことは”結婚”に対する認識、意識の問題でした。

アメリカ人に聞いた「同性婚が必要な理由」とは?

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作品の中でどうして「同性婚が必要?」という質問にたくさんの方の意見がありましたのでここでいくつかご紹介します。・パートナーの遺産相続が出来ない・病院などで家族に限定される面会が出来ない・同居できないなどがありました。もちろん、愛するパートナーと結婚した。家族になりたいという意見もありましたが、総合的に感じた印象は婚姻関係により認められる制度を受けられるようになりたい。そんな印象でした。

同性パートナーシップ条例によって変化してきた日本のLGBTの結婚観

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アメリカ全州での同性婚可決によってか、出現した日本の同性パートナーシップ条例。多くの人が喜び、希望を感じています。そして、先日行われた挙式イベントではLGBTの結婚観の変化を感じることが出来ました。

”結婚”それは籍を入れ”家族”になるということ、、、だと思っていました。しかし、同性パートナーシップ条例が出来て、LGBTウェディングを斡旋する団体も増えた今、いつしか”結婚”は必ずしも入籍しなくても良い、それよりも”ふたりの愛を祝い、ふたりの関係を認めてもらう”そんな価値観に変わってきているように感じます。イベントでは全3組が挙式しましたが、あるレズビアンカップルのお2人に「結婚についてどう考えていますか?」と質問してみました。すると「本物の結婚式もしたいと考えています。上司や家族、みんな呼んで祝ってもらいたい。」という返答。そうです、入籍などしなくても結婚式によって”結婚”が成り立つという概念に切り替わっているのです。事実、LGBTの方でも結婚式を挙げられる方は年々増えているとウェディングプランナーさんは仰っていました。

LGBT結婚式を数多く手掛けるVALENTY WEDDINGの独占インタビューを大公開!~納得の結婚式を挙げる方法~

これはとても素敵な概念ですし、結婚式を挙げる理由も確かにあります。アメリカ人が”同性結婚”と聞いて考えることが「制度」であるならば、日本人が”結婚”と聞いて考えることは、「不変の愛」ではないでしょうか?日本では「誰もが自由に、愛する人と一緒になる権利があるはずだ」というような言葉をよく耳にしたり、全米での同性婚可決が決まった直後から「LOVE WINS」という言葉が日本のLGBT界で大流行したのも性別にかかわらない愛「不変の愛」に最も注目しているからではないでしょうか?これは僕の経験からの推測にしかすぎませんが、日本の選挙率から見ても政治や制度に弱い日本の特徴のような気がします。

同性パートナーシップ条例が出来たことで、同性婚可決への運動は弱まったとも言われる日本の同性婚運動。なぜなら僕も活動しながら思うことですが、同性パートナーシップ条例と同性婚を混同してしまっている方が非常に多い!しかし、この二つはかなり違います。同性パートナーシップ条例とはつまり、ふたりの関係を認め、同居や病院での面会が可能になる権利というのが一番わかりやすいかと思います。しかし、これはいわば目先の事にしかすぎません。同性パートナーシップ条例があれば、解決。とはならないのです。なぜか?先ほどアメリカ人の”結婚観”でもお伝えしたように、”結婚”によって受けられる「制度」をほとんど保障できていないのが同性パートナーシップ条例だからです。一緒に住むことなど、正直どうとでもなりますが、遺産相続、労働災害の遺族年金、健康保険などの社会制度はどうにもごまかせません。本当に大事なことは何なのか?制度という言葉から逃げずに、入籍し家族になることの大切さを考えてみる必要が今の日本にはあるような気がします。

まとめ

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難しい言葉ばかり並べてしまいましたが、伝えたいことはシンプルです。ここで想像してみてください。愛する人が死んでしまった後のことを。愛する人のお金だけではありません、様々な想いでの数々や愛する人の形見も全て法的に婚姻関係にないという理由だけで、引き取ることが出来ないとしたら?いったい私とパートナーの過ごした日々は何だったんだろう?僕はそう思ってしまう気がします。最後の最後でふたりの関係を否定されるような、そんな虚しい気持ちになりかねませんし、後悔したくありませんよね。制度は、自分や愛するパートナーを守ってくれるものです。

いかがでしたでしょうか?今日は同性婚が必要な理由・結婚が精神面だけでないことをお伝えしましたが、日本の憲法改正は長い道のりでしょう。それも自分の力では何ともなりません。では、諦めるのか?我慢して生きるのか?答えはNOです。僕たちパイオニアは新しい選択肢「海外」を皆様にご案内致します。

パイオニアとは?

 おまけ

あさひの余談になりますが、転職活動に新しい動きが出てきています!これも長い目で見た人生の再チャレンジです。その進捗状況のご報告も近日記事にしたいと思いますので、お待ちくださいね!

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