FTMの「ホルモン治療を止めるとどうなるの?」実験レポート!

2016/08/01

こんにちは!あさひです!僕は最近ちょっとした実験をしていました。それは、ホルモン治療をさぼったり、途中でやめるとどうなるのか?!今日はそんな僕のちょっとした実験の範囲内で出てきた症状を書き出してみます!

 

ホルモン治療についてのメリット・デメリットは前回お話した通りです。

ホルモン注射の副作用って?ホルモン注射のメリット・デメリット

ホルモン治療を途中でやめてはいけない訳とは?

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前回の僕の記事にもありますように、本来ホルモン治療とはこれほどの負担を体にかけています。なので途中でやめる・治療をさぼる(投薬の間隔を守らない)と当然体にはさらに負担がかかり、体に影響を及ぼします。では、一体どんな影響が出るのか?体を張って調べてみました!

ちなみに、僕は子宮卵巣を摘出しているため、ホルモン注射は1カ月に1回の間隔で打たなければなりませんが、今回の実験では2カ月の間隔を空けてみました。(絶対に真似しないでください!)

 ホルモン治療を絶対にやめてはいけない理由!その1

ホルモン治療とは、名前の通りホルモンの割合を変化させる治療法です。その副作用を利用して外見の変化を僕たちGID(性別違和または性同一性障害)の人たちは得ているわけですが、その治療を途中でやめるもしくは決められた期間を大きくずれるとどうなるのか?

一般的に言われていることの一つが、精神的不調です。この症状は治療の初期症状としても多く現れます。たとえば、女性が生理中の時にイライラしがちだというのは多くの方が知っている現象ですが、ようはその現象と同じです。女性の生理によるイライラはホルモンバランスの崩れから来ていますので、ホルモン治療の乱れはホルモンバランスの乱れを生み出し、精神的不調を生み出します。

どのような症状なのか?精神的不調の症状例

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1カ月周期を2カ月周期に変えた僕の症状は、ちょっとしたことでも気に障りイライラする頻度が高くなりました。当然、彼女との喧嘩も増えてしまいました。さらに気力の低下から無気力へとなっていき、何をしても楽しくない、感情が動きにくいという実感を受けました。もちろん、性欲も落ちます。また、人によってはうつ状態にまで陥ってしまう人もいます。これはホルモン治療に限らず、性別適合手術によってももたらされる現象です。というのも、性別適合手術=生殖器を失うということは、出るはずのホルモンが出なくなることによるホルモンバランスの大きな乱れだからだと思われます。

この症状は自分が辛いだけでなく、周りの人をも辛くさせてしまう症状であるため注意が必要ですね!

ホルモン治療を絶対にやめてはいけない理由!その2

次に身体への影響ですが、僕の場合は更年期障害の症状が重くなっていくという点が大きかったです。この更年期障害の症状・・・一体どんなものなの?という方も多いはず。というのも更年期障害とは特に女性の閉経後(年齢が上がり、生理が終わった状態)の方に多く、ホルモン不足から発症するものなので若い年代の人にはあまり縁のないお話ですから知らなくて当然かもしれません。

しかし、この更年期障害というものは性別適合手術をすると発症してし方まうが多く、早い人ではホルモン治療の段階から発症する人もいますのでGIDの方で治療を進める方は決して他人事なお話ではないのです!

どのような症状なのか?身体的不調の症状例

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更年期障害を発症した場合の具体的な症状は、ホットフラッシュと呼ばれる症状が僕は強く出がちです。ホットフラッシュとは、突然体(特に顔や上半身)が熱くなり、汗が出てくるという症状で更年期障害の代表的な症状です。更年期障害の他には、けだるさを感じたり頭痛を引き起こす頻度が高くなりました。

僕の場合は、子宮を取ってしまっているので起こりませんが、子宮が残っていると生理の再発や声変わりの停滞、体つきが元に戻っていく・・・といった変化が起こる可能性もあります。MTFの方だと体毛が濃くなっていったり、体つきの変化などでしょう。

まとめ~未完成の体と生きていく~

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ホルモン治療によってもたらされる変化には個人差があり、すべての効果を得られる人、そうでない人と様々です。それと同様に、ホルモン治療がもたらす体への影響も様々で、体に負担がかかることに変わりはないですが、それがどのような症状として現れるのかということに関しては個人差があるのです。今回書かせて頂いた症状は、数ある症状の中でもほんの一部の症状にしかすぎません。しかし、治療を始めればいつ自分に降りかかってくるかわからない、そんな身近なお話でもあります。

治療を止めるということがどういうことなのかわかって頂けたでしょうか?今回は僕の実例を主に書いていますので、ここに書いてきた症状は紛れもない事実です。

こうした理由から、治療を始めれば医師からのドクターストップがかからない限り、治療はやめられません。そして、ジャン君が以前書いていた記事を読んでみてください。治療を進めることで新しい問題も出てきます。

身分証明とFTM―ホルモン注射後の戸惑い

恋愛でも、カミングアウトをするタイミングを考えなければいけなくなったり、カミングアウトをして否定されることもあるでしょう。完全な男だと思われてしまうがために起こる問題です。

最大のモテ期は”女”の時だった!?~戸籍まで変えたFTMあさひの恋愛事情~

こちらの記事にも書きましたように、どこまで治療を進めても、たとえ戸籍を変えようとも、僕たちGIDは完璧な男にも女にもなれません。女もしくは男として生まれたという過去も完全には消せないのです。

しかし、僕は戸籍まで変えたことを後悔していません。僕個人だけの問題として、戸籍まで変える必要があったのか?と聞かれればなかったのかもしれない。でも、後悔していないのは、変えられない過去に意味を持たせているからです。戸籍変更が僕の人生に絶対に必要なものではなかったとしても、貯金の為に極貧生活をした経験も、戸籍変更をしたことで出会った人たちも、今の僕を作り出しているかけがえのないものです。起きてしまったことはもう変えられないのならば、過去に意味を持たせてあげればいい。そこから見えるものもあるはずだからです。

大事なのは、今から始まる未来です。あなたがあなたらしく、人生を切り開くために多くの選択肢を知ってください。どんな場所に立っていようとも、そこから幸せになる方法などいくらでもあるはずです。

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