インドに行っても人生観変わんねぇよバーカ!と思っていた僕がインドで決断を下した話

2016/09/25

こんにちは、ジャンです。今日は僕がバックパッカー旅でインドに行った時のお話です。インドに行ったら価値観や人生観が変わる!なんて常套句を僕もよく耳にしていたのですが、本当にインドに行ったら何かが変わるのでしょうか?

そんな簡単に変わるかバーカ!

”インドに行くと人生観が変わる”

バックパッカー旅計画を立てる前から何度も何度も耳にしていた言葉でした。僕はひねくれたところがあるので「インドに行ったくらいで人生観変わるほど、何も考えずに生きてねぇわ!」と思っていました。というか、今も思っています。

そんなインドに対する謎の反発心を持っていた僕は、「インドには別に行かなくてもいいかなぁ」と思っていました。バングラデシュ行くし、いいや、っていう感じで。というのも、僕はThe 観光地!みたいなところよりは、なんにもないところが割と好きだったからです。ちなみにバングラデシュはホントに何もなかったです。けど、そこが良かった。みんな人懐っこくて超楽しかったです。

imgp4629バングラデシュでは、フェアトレード製品の生産現場にも行きました。

ところがどっこい

僕は人生の大きな決断、つまり今後はFTMとして生きていこうという決断をインドで下しました。人生変わっとるやないか!

変わっちまったよバーカ!

僕は今ではインドが大好きです。何度でも行きたいですし、実際バックパッカー旅でもアフリカヨーロッパまで行った後、再びインドに行きました。インド人も気が合うから大好きです。

imgp5086朝5時前くらいのインドの駅。人の数半端ない

インドに行くのを渋っていた僕がなぜインドに行ったのか。それはフィリピン留学の時に仲良くなったお姉さんが「え、バックパッカー旅するのにインドに行かないの!?」と言っていたからです。「はい、あんまり興味がないので」という僕に「いやいやいやいやインドは行った方が良いよマジで!」というお姉さん。ちなみにお姉さんはインドに行ったことはない。でもお姉さんにとどまらず、周りの大人(当時僕は21歳だったので僕より年上の方々)はみんなインドに行けと言う。

行かなきゃいけないのかな?うーん、でもみんな言った方が良いって言うくらいだからきっと楽しいんだろうな!ということで、インド行きを決断しました。バングラデシュでもめにもめながらビザをGET!

(超余談ですが、インドのビザ申請用紙には「男・女・トランスジェンダー」という枠があります)

バングラデシュから長距離バスに揺られて陸路でインドに入りました。初めについたのは第3の都市コルカタ。足のない物乞い、元気に走り回る子供、渋滞する道路、埃っぽい空気、まさにカオス。

そのあとも、28時間の電車に揺られたり、最南端に行って朝日を見たり、ぼったくりドライバーとケンカしたり、ヒジュラ(インドの第三の性、MTFに近いかな)にいきなり頬を撫でまわされたり、体が宙にはねるくらいの悪路をバスで進んだり、

砂漠でラクダに乗って星を見に行ったり、

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宿の壁に絵を描かされたり、

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仲良くなったおじさんと酒を飲んで最後は空港まで送ってもらったり…。

imgp6800↑うまかった

日本にいたらできないような体験をたくさんしました。

でも、僕が変わったのは別に、インドで大きな事件があったからではないのです。インドに行って人生が変わった、と言うよりは、人生を変えようと思ったときにたまたまインドにいた、と言う方が適切なのかもしれません

自分と向き合う時間が増えたこと、今まで「勉強」してきていた貧困がリアルに目の前にあったこと、男か女か聞かれることが極端に多かったこと…(インド人男性は背が低いからなのか、ホルモンなんかはしていない頃ですが男だと思われることも多かったのです)。そういったものも確かに関係していたのかもしれません。

日本人旅人に「え、男の子?女の子?」と聞かれたり、名乗った途端に「え、女の子なんや、男の子かと思ってた、ごめんな。」と言われたり。僕はインドにくるまでの道のりで出会いと別れを繰り返すたびに、自分のセクシャリティを問われているような気がしていました。しかし、それだけではないと思うのです。

どうやって生きていきたいのか、何がしたいのか?

僕は常に考えていました。その答えを紙に書いては消して、書いては消してを繰り返すかのような自問自答の日々。それは日本にいたころから、ずっとずっとそうしてきていたのです。高校生の頃、人に自分のことを正直に打ち明けられず、そんな自分が「生産性のない、社会にとって役に立たない人間なんじゃないか」と思い始めたころから、ずっとずっと。

そして僕はジャイサルメールの街の片隅の宿から、親にメールを送ります。

「名前を変えて、男性として生きていきたい。」

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今回僕が言いたいこと、それは世間一般に転がる甘い常套句に踊らされて何も考えずに安易な道に進むだけでは、何かを得ることはできないということです。

インドに行ったから人生が変わるわけではない、でもずっとずっと考えてきた人は、何かのきっかけになるかもしれない。これはトランスジェンダーの手術や治療なんかにも言えることで、手術をすれば男になれるけど、それですべてが解決するわけではない。でも悩んで生きてきた人にとってはとてもいい機会になるのかもしれない。

みんながやってるから、まわりがそうだから、そういう選択の仕方をしてほしくはないな、と僕は思うのです。それが留学であれ、就職であれ、手術であれ、自分でたくさん考えて答えを出してほしい。

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そして自分が考えて決めたことなら、周りが何と言おうとやってみればいい。自分で決めたことは、あとから誰のせいにもできないからです。誰に批判されても、味方がいなくても、自分で決めたならやり抜けばいい。

これは僕のFTMに対する偏見ですが、特にFTMは内にこもりすぎです。あと、FTMとだけ仲良くしすぎ(そうじゃない人がたくさんいるのも分かっています)。それはそれでいいのかもしれない。でも周りに合わせるだけでなく、一歩踏み出してみると視野が広がります。

そして最後に、今回もう一つだけ言いたいこと。

インドめちゃめちゃ楽しいから行ってみ!

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それだけです。

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