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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

留学、ワーキングホリデーで得るものとは?〜海外で身につく3つの力〜

こんにちは!Cocoです!海外での生活。知らない土地に飛び込み、言葉さえも通じない国で暮らす。不安なこともあるかと思いますが、だからこそ得られる力があると思います。そしてそうして得た力は、きっとこれから人生の端々で役に立つ。今回は、カナダ在住の私が身についたなー。と実感する3つの力についてです。

なにこれ新しい!の連続で身につく適応力

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海外では、日本での常識があれよあれよと覆されまくりです。「考えられん!」と思う場面に遭遇するのは日常茶飯事。バスが時間通りにこなかったり、歩いているとそこら中からマリファナの匂いがしたり。(現在カナダでは医療用マリファナが合法です。)みんな仕事とプライベートを気持ちいいぐらいにすっぱりと分けていたり。

良い悪いは別として、小さなことから大きなことまで全く異なる習慣の中に飛び込む日々。仕事の上司や同僚に対しても、「責任感がないなあ」などと不満を感じることも多々ありました。そして反対に、自分の行動や言動が相手にとっては理解しがたいことだったりもします。よく言われるのは日本人特有の曖昧な返答でしょうか。

ホームステイ先やルームメイト、学校や職場で色々な人と関わることによって、今までなら想像もしなかった考え方に出会う。

困ってしまうこともありましたが、それはあくまでも私が日本で得た常識に当てはめているから感じることであり、なんでも自分のものさしで測っていちいち一喜一憂していたらここでは暮らしていけないと気づきました。

ワーキングホリデー時代の職場では、よく仕事中にプライベートの電話に出る新人がいて、「常識ないんかい!」とプンスカてしまったりしていましたが、今では全然平気です。コンビニで従業員同士がおしゃべりに夢中な場合でも、お釣りの間違いがないかなど自分がちゃんと確認すればいいだけ。

彼らの常識に私の常識を無理強いしても意味がありません。「こうあるべき」などと違いを拒否しないで、郷に入れば郷に従えスタイルを持つ。自分の常識以外のことにも「ま、いっか」と適応していくことが海外で暮らす際のひとつのカギだと思います。

凹むことで鍛えられる精神力

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カナダに来たばっかりの頃の私の英語力はゼロだったので、言葉の壁で凹むことがもう山ほどありました。

大好きなロンドンフォグ(アールグレイにスチームミルクとバニラシロップが入っためっちゃめちゃ美味しい紅茶)を注文する際、何度頼んでも発音がどこか違うようで、毎回必ずウーロン茶を渡されることに笑。自分の発音がなかなか通じないのが恥ずかしくて「ウーロン茶じゃないよぉ…」と言うことも出来ず。結局、渋いウーロン茶をすすりながら自分の英語力にしょげかえることばかりでした。

そして一番恥ずかしかったことはこれ。カナダではバスを降りる際にドライバーさんにありがとう!と声をかけるのが普通なのですが、車両の後ろから下車するのでドライバーさんに聞こえるようみんな結構な大声で言います。大きな声を出すことがまず恥ずかしく、なかなかその習慣に馴染めなかったのですが、ありがとうのひとことで恥ずかしがってどうする!と勇気を出し、下車する時は必ず「Thanks!」と言うことにしました。

しかし…みんなのまねをして「Thank you」ではなく「Thanks(センクス)」と調子にのって略していたのが落とし穴だった。

ある日、英語も日本語もネイティブの友達とバスにのり、いつものように「Thanks!」といってバスを降りた後「Thank youって言ったほうがいいよ。」と友達がひとこと。「なんで?ラフすぎ?でもみんな略すじゃん」と聞き返すと、「Cocoの発音が「センクス」じゃなくて「セックス」に聞こえるよ…」とのことでした。そのご指摘があるまで私は毎回バス中に響き渡る声でそんな不埒なセリフを残し、颯爽と去っていたのかと恥ずかしくて耳まで真っ赤になりました笑。

そんなわけで英語に関しては恥ずい、凹むの連続です。しかしそんなことでいちいち落ち込んでいては伸びるものも伸びません。間違ったっていいじゃないか!おちゃめでしょ!と思ってどんどん話して間違えまくる。とにかく話すことで、通じたときの嬉しさは絶大です。

新しい言語を習ってるんだから間違うのは当たり前。転げ回り、凹みまくればいつしか精神力が鍛えられ、英語に対して持っていた変なプライドもどこかにいっちゃいました。たまには開き直りも大事なんですね。

誰も助けてくれない!自己管理能力

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こればかりは鍛えられざるを得ません。初めてのひとり暮らしを海外で経験する方も多いのではないでしょうか。私も日本では母と2人実家暮らしだったので、ワーキングホリデーでカナダに来て初めてのひとり暮らしでした。

海外では、今まで当たり前にいた「いざという時に頼れる人」がいない。辛かったのは、風邪を引いて寝込んだ時に布団までポカリスエットを運んでくれる人さえいないと気づいた時。それから風邪はもうこりごりだと思い、栄養を考えた食生活をしよう!節約にもなるし自炊だ!と決心。初めは手探りだった料理も、いつのまにか上達していました。限られた自分の収入の中で、家賃や食費をまかなっていかなければならないのでお金の使い方も今まで以上に気を付けるようになります。

保険の加入、銀行口座の開設、バスの乗り方など何から何まで調べて決定するのは自分。しかも言葉もろくに通じない土地でそれらをこなしていかなければならない。初めはパニックになることも多々ありましたが、ひとつひとつを乗り越えていくうちに自己を管理する能力が養われてきます。

「わからない」だらけだったことにも慣れていきます。慣れとは素晴らしいもので今ではどこに行ってもやっていけそうな気がします笑。

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新しい物事に触れるだけではなく、それを自分のものにできればさらに自分の視野が広がります。これからワーキングホリデーや留学で海外に行くという方にも、新しい物事に出会うウキウキをぜひ感じてほしいと思います。そして、見知らぬ土地、くれぐれも安全には気をつけてくださいね。

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