新メンバーMasaruの身も蓋もない独り言⑤「留学に付き物のアレについて」

2016/12/07

海外に住んでいるとふと意識するのが、差別や偏見。日本に暮らしていた時は、どうしてもゲイという自分にバリケードを貼って、縮こまって生きてきた。だって怖いじゃん、「あの人ゲイなんだって……」とか陰口叩かれるの。どんなに素敵な仲間に囲まれて、仕事にプライベートが充実していても、自分の性嗜好が原因で嫌な思いをしたらもう身も蓋もないよね。

海外生活を狂わす悪魔

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日本人だから小心者なのか、自分のキャラクターなのだろうか。スペインでもモジモジして毎日ラテン気質の奴らにいじられる日々を送っているけど、ここは自由の国。ゲイだとかレズビアンだとかいちいちそんなことが、偏見の対象になることはない。(勿論みんながみんなヒャッホウ、ゲイ!レズビアン!ってな訳じゃない)だからこそ日本のような鎖国体質が抜けきれない小国で暮らすしていると、なんだか自分の居場所を感じられなくなってしまうのかもしれない。

 

スペインなんて国、芋臭くて仕事もなくて最悪!と結婚当初は思っていた。でもエンゲル係数が高まることなく日々の生活を維持出来る。とりわけ美味しい果物、野菜がとてつもなく安い!そのへんでオリーブ、オレンジ、ブラックベリーなど果物狩り(野菜狩り)を楽しめるのも悪くない。住めば都の意義とは生活のしやすさも勿論だけど、経済や政治、そして私達LGBTの場合偏見・差別の有無に大きく依存するわけだ。

 辛すぎるアジア人・ゲイ差別はなくならない

 

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小さな島国から飛び出した27の夏、希望だけを抱いて広大な欧州大陸を目指した若き日。頑張れば夢は叶う、努力すれば何でも手に入る、本当にそう思ってた未熟な自分はどこか滑稽だけど、今はもうあの頃みたいに輝けない。そんな年代に突入してきた。教育、政治に経済全てが異なる東欧留学はまさに異質そのものだった。始めての留学で訪れた試練、それは勉学でも語学力不足でもない。それこそがアジア人、ゲイに対する執拗なバッシングであった。

 

街を歩けば大声で「中国人帰れ!」と叫ばれて、そしてすれ違いざまに殴られる。家賃を払いに大家に合いに行けば、道中野犬に襲われて負傷する。あれはどこだっけ、ブカレストではタクシー強盗にあって、アーヘンではネオナチに殺されそうになったっけ。なんで自分だけ、なんで犬さえも自分を差別し攻撃してくるのか?私のような弱い人間は結局泣き寝入りするしかなかった。

 

強盗に全ての授業料を奪われて、学業への関心も夢さえも揺らいだあの日。もう人生がどうでも良くなったその瞬間に、私の中で何かが弾けた。留学は成功、失敗だけでは測れない。だけど勿論後悔していることがある、もしタイムマシンがあるのなら、迷わず今の生活を投げ捨ててもう1度だけ挑戦したい!そんなことが私の安眠をしばし妨げるのだ。愛に安定の毎日に満たされた自分が悩まされる悪夢、それは他でもない夢というクダラナイ鎖。

 留学生活がくれた大切なモノ

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負け犬の自分だけど、死んでもよかったのだけど……それでも死ねなかった、どこかでまだ生きなければ、そんな本能が私のサバイバル能力を高めたのかもしれない。結論から言うと私の夢、目標は叶わなかった、だけど海外で挑戦出来たありとあらゆる事象が今の私を形成していることは確かだ。

 

留学はしばし人生を狂わす負のコンパスになりかねない。どんなに計画を練って、安全な街で生活をしたとしても。どこで訪れるか分からない突然の偏見、差別に苦痛、そんな壁があったとしても海外を見て欲しいその理由、それはあなたに発見してほしい。全ては自己責任、だけど明日死ぬかも知れない人生街道、時にはスリリングに人生論を描いてみてはどうだろう?

 まとめ

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最期に差別はなくならない。だからこそ少しだけ、私達が強くなる。そんな気持ちを持って留学をかけがえのないものにして欲しい、ココロからそう願う。

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