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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

ストレート女性Cocoが自分のセクシュアリティについて考えてみた

2017/08/20

こんにちは、Cocoです!さて、私はというといわゆる「ストレート、異性愛者の女性」です。今まで恋愛してきた人は男性で、女の子らしい服装も好きです。今までそんな自分のセクシャリティについて、深く考えたことは正直ありませんでした。

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しかし、ある時テレビ番組でマツコ・デラックスさんが

男、女なんてそんな単純なものじゃない

と話しているのを聞いて「自分はどうなんだろう」と思いました。本当にその通りで、セクシュアリティなんて男、女の2つにすっぱり割れるわけじゃない。

そこで「女性」として生きている自分のセクシュアリティについて考えてみたわけですが、なんだかやっぱり複雑でした笑。

今回は、パイオニアのストレートメンバーCocoのセクシュアリティについてお付き合い頂ければと思います。

 

 

「戦隊もの」にこころウズウズ

さかのぼること幼稚園時代。女の子の間で流行っていた遊びはまさしくセーラームーンごっご。

それぞれが美少女戦士を演じる中、私はというと全く美少女戦士に変身したくなかった。なので私の役はいつもセーラームーンに出てくる黒猫。

黒猫役もだんだん退屈になってきた頃、目に入ったのは遠くで男の子たちがゴレンジャーという名の戦士に扮し戦い会う姿。戦う、と言う点ではセーラームーンもゴレンジャーも同じのはず。しかしやっぱり園児の女の子が繰り広げるセーラームーンごっこの内容は「恋愛」に焦点が合わせられる。

一方遠く目に映る小さなゴレンジャー達といえば、砂まみれになり戦い、駆け回り、倒れる。

「私が求めているのはこれだ!」といわんばかりに、ある時から男の子たちに混じりゴレンジャーごっこに明け暮れる日々に。

髪にはリボン、リカちゃん人形はつるっぱげ

しかし服装や持ち物はどうだろう。長く伸ばした髪にリボンやかわいい髪留めを付け、お花柄のワンピースなど「女の子らしいもの」が好きだった。

しかしなぜが靴だけは戦隊キャラが描かれた男の子用の運動靴が好きだった。小学生になり、ピンクのランドセルを気に入り買ってもらうも、財布や筆箱などの小物はやっぱり戦隊物だったりとちぐはぐ。

おもちゃだって、ゴレンジャー人形や戦闘ベルトばっかり集めていた。リカちゃん人形も一度買ってもらったけど、遊び方もよくわからず。

とりあえずリカちゃんの頭をシャンプーし、石油ストーブの熱で髪を乾かしてあげようとリカちゃんの頭をストーブの熱気に近づけた瞬間に髪の毛がちりちりになって溶け、彼女はつるっぱげに。

微笑む彼女の表情と、つるっぱげ頭と、プラスチックの焦げたような匂い。恐怖の光景です。幼心に、やっぱり私にお人形遊びは無理だ…と悟った瞬間でした笑。

守られるより守りたい願望?

そんな調子で中学、高校生になり成長を遂げるも相変わらず。長い髪、そのうち付けまつ毛まで付け始め、外見が色気づいてきてもやはり中身とはちぐはぐ。

クラスの女子の間で流行っていた少女漫画の貸し借りが回ってきて読んでみても、全然面白さがわからん。漫画は好きだが面白さを見出すのは結局いつも少年漫画。

部活も男勝りなものに憧れるものの、運動神経がゼロな私は帰宅部。いつもただ遠くで、ラグビー部をかっこいいなあと眺める。その「かっこいいなあ」は決して女の子視点でではなく「あんな風になりたい」という気持ち。ヒーローなどもそうですが「強いもの」にとにかく憧れを抱くみたい。

そんな思いはやはり外に出るのでしょう、言動や行動が「女らしくない」「ガサツ」と今もよく言われます。

そんな部分は恋愛観にも表れます。守られるより守りたかったり、弱さよりも強さを相手に全面アピールしがちです。もちろん時には守ってほしいんですけどね。

憧れる対象はいつも男性

マツコ・デラックスさんは、”こういう人になったらかっこいいなとか、こういう風に人生を歩みたいな、と思う対象はいつも全員女の人だ” という様なことも話していました。

これを聞いた時に「おお!私は反対だ!」と思いました。

正直、今まで考えたこともなかったのですが、私が「こんな風になりたい」「こんな人生を歩みたい」と憧れる人物は、決まって男の人なのです。

好きなアーティスト、小説家の方を初め、歴史の本などを読んで「こんな生き方かっこいい!」と奮い立ち影響される対象もなぜかいつも男の人。

しかしメイクやファッションなど「外見」として憧れる対象はもちろん女の人。しかもよりにもよってペネロペ・クルスなどと雲の上の人。

一度、雑誌に載っていた彼女のメイクを研究して真似てみたら、仕上がりはまるでデーモン小暮さんのようでした笑。顔の骨格から違うから、同じメイクを顔に乗せたって近づきもしないという悲しい結果に、チーン...。

やっぱり単純じゃなかった

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そんなことからよく「以外だね」「男らしいね」「変わってるね」などと言われることも多い私ですが、そういった事を言われると、私はいつも嬉しくなります。

相手がどういった意味でその言葉を私に投げかけているのか本意はわかりませんが「そうだろ普通じゃないだろ!どや!」と褒められている気にしかなっていません笑。

性別としては「女性」で「異性愛者」であり、いわゆるストレートとカテゴライズされる私。

はたから見れば、ただの「女性」という枠にいる私ですが、その内側には「内なる男性の部分」をちらほら秘めており、「女性」という言葉だけでは表しきれないものがたくさんありました。単純脳みそと言われる私でも、紐解いていけば超複雑だったりするんです。

そしてそれは「なぜだろう」といくら考えたって自分でもわかりません。ただ、自分はそんな風だとしか言いようがない。

きっとみんなそうではないでしょうか?女性、男性、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーである前に、誰ひとりとして自分と同じ人はいない。

それぞれ千差万別、自分という生き物である。自分の性を考えたら、そんなことをもう一度痛感したのであります。

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