小さな幸せ from バンクーバー

2017/08/20

こんにちは、Cocoです!また一年が終わって、そして始まりますね。皆様はどんな一年を過ごしたでしょうか?平凡な、ストレスまみれだった、もしくは悲しい出来事が起きた年だったかもしれません。でもどんな一年だったとしても忘れたくないのは、自分の人生の中の不幸と幸せを天秤にかけてみると、幸せのほうが大きいってこと。

泣いても笑っても過ぎゆく年。どうせなら、そんな幸せを思い出し、ハッピーマインドで新しい年を向かえましょう!Welcome New Year!!

そんなわけで今回は、カナダのバンクーバーで見つけた小さな幸せをここに集めてみました。

せわしなく流れていく日々。そんな中、ふと立ち止まって目を凝らしてみると見逃していた幸せが実は近くに転がっていたりします。

ぽつんと立つ誰かの為の小さな図書館

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晴れの日も雨の日も、いつでもここに立っている小さな箱。中にはいくつかの本が並んでいます。しかも次々と新しい本も追加されています。

ちょっとおんぼろで小さいから、気付かずに通り過ぎる人も多いかもしれません。

知らない誰かが誰かの為に本を置いていき、また誰かが本を借りて行く。頼まれたわけでもないのに、次々と新しい本も追加されています。

この小さな箱は、人の優しさで作られた小さくも立派な無料図書館なのです。

いつものカフェで

よく行くカフェ。いつものようにチップジャーとメニューの並んだ見慣れたカウンター。

でもこの日は少し様子が違っていました。

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「彼が早く良くなるように、みんなからも是非メッセージを」という、ここで働くスタッフさんからのメモと共にポストカードとペンが。

どうやら常連さんの1人が体調を崩しているみたいです。そんな彼にみんなからのメッセージを送るようにしたようです。そしてカードには、たくさんの人からの溢れんばかりのメッセージが。もう書くスペースがないくらい。

彼はみんなの大切な存在なのですね。これだけのみんなのパワーが詰まったカードを開けば、きっとすぐに回復しそうです!

隣の席から

つい先日のこと。あるカフェで、友人の仕事が終わるのを待つがてら、パイオニアでの記事を書いていた私。

すると隣に座っていた女の子が話しかけてきました。「イヤフォンを持って来るのを忘れたのだけど、どうしても作業に必要だから外に買いに行きたい。その間荷物を見ておいて欲しい」とのこと。

彼女の机の上には、パソコンと書類が。(海外では、少しでも自分の荷物から目を離すと盗まれる可能性が高いのです)

そんなのもちろんお安い御用です、荷物を見ておくだけなのですから。

しかし真冬のバンクーバー、店の外は極寒、しかも雪です。私は余分にイヤフォンを持っていました。どうせ使わないし、カフェにもまだまだ滞在するつもり。ってことで「私のを使う?どうせ使わないし、なんならあげるよ」とオファーしました。(なぜかイヤフォンを腐るほど持っているので)

すると彼女は気を使って(ん?というより他人の耳に突っ込んだイヤホンってちょっと気がひけるのか?笑)「大丈夫、ありがとう」と言ってイヤフォンを求め雪の中に出て行きました。

15分ほどたち無事イヤフォンを購入して戻ってきた彼女。しかし彼女はなんとその他になにか小さな袋を持っていて、私に手渡しました。

袋を開けると、可愛らしいクッキーが。荷物を見ていてくれたお礼だと言って私にお土産を買ってくれていたのです。

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大したこと、してないのに…なんて良い人なの!とジーンとしちゃいました。

暴動の後の朝

5年ほど前、ホッケーの試合でカナダのチームがアメリカのチームに負けた時に悲惨な出来事が起きてしまいました。

試合に負けたことで、一部の人々がダウンタウンでそこら中の店舗のガラスを割り、止まっている車をひっくり返し火をつけたりと、暴動を起こしたのです。

最終的には100人以上が逮捕されるという、まさにカオス状態でした。

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家に帰ろうとしても、道が塞がれていて家になかなか辿り着けず。

あちこちで鳴るサイレン、立ち上がる煙、ボロボロになった街、恐怖でいっぱいの夜でした。

次の日の朝、職場に向かう途中も、道はガラス瓶やゴミで溢れ、燃えた匂いも残ったまま。いつもと違う混乱した景色に、とても不安になったのを覚えています。

ところが、職場付近に近づくと、まだ朝の7時過ぎにもかかわらず、たくさんの人が集まっていました。

お年寄りからパンクな兄ちゃん、小さな子どもを連れたお母さんまでもが自主的に集まり、掃除用具を持参し散乱したゴミを拾い集めていました。

さらに、職場の隣のビルのガラスは見事に割られていて、応急処置で木の板が貼られていました。

 

するとそこには「ごめんね私達のバンクーバー」など、たくさんの人からのメッセージが。

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恐怖に包まれていた街が24時間も経たないうちに優しさで溢れかえっていました。

試合に負けたからといって暴動を起こすなんてなんて格好悪いんだという怒りもありました。

でも掃除をしているみんなやたくさんのメッセージを見て、憎しみの心をふっ飛ばしてしまうくらいの力強い人の思いやりも感じた出来事でした。

時に人は誰かの好意に対して「ありがた迷惑」「余計なお世話」なんて言ったりもします。

でも、例えそれが偽善であっても自己満足であっても、どこかの誰かのやさしい気持ちは誰かをまた優しくさせることには変わらないんじゃないかと思ったり。

無駄になる善意なんて、きっとひとつも無い。

普段のめまぐるしい生活の中では、どうしても人の悪意に触れてしまうことは避けられない。悪意や妬み嫉みも渦巻いているのは事実。

でも、その中には見逃していまいそうな、小さな善意もたくさん溢れている。

どうせなら、そっちにもっと目を向けてみる。それは自分が幸せでいることのヒントになるのかもしれない。

きっと優しさは連鎖して、また誰かに広がっていくはず。

それでは来年もまた皆様のところに、小さな素敵がたくさん集まりますように!!

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