セーラー服が大嫌い!制服がない学校へ引越し進学!男になりたくて仕方なかった私がホルモン注射をしない理由

「男になって幸せな家庭を持つ。」高校一年生当時、付き合っていた先輩にそう夢を語り合っていた。あれから10年以上が経つ今。私はホルモン注射も手術もしていない。今日は私がホルモン注射をしない理由についてです。

まず、初めに。今は男になる=ホルモン注射を打つという道が主流になっているかと思います。人それぞれ道があり、意志がある。どれも間違っていない。自分の人生、自分で選んだ道がその人にとっての正解の道だと私は思う。

ただ、ホルモン注射をするかしないか本気で悩んでいる人へ。このまま打ち続けるか考えている人へ。烏滸がましいかもしれませんが、どうか私が選んだ道が一つの選択肢としてある事をどこか頭の隅に入れておいて頂けたら光栄です。男になるためにはホルモンだけではない!

私がホルモン注射をしない理由!本当に愛する人との50年後を考えた末、私はホルモン注射を選ばなかった

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中学に入るイニシエーション、通過儀礼、制服の屈辱

小学校で男子サッカー部のキャプテンをしていた私がスカートを履く日。今でも親に無理やり入学式に連れていかれたあの悔しさを覚えている。当時、所属していた社会人サッカークラブチーム、キャプテンは24歳、チームの平均年齢は大学生。そして、最年少一人「Hiroto」という事で、完全に行き場を失っていた。

学校に行けば「男女」といじめられる日々。

一筋の光、ホルモン注射をしている女の人との出会い

チームに突如現れ、突如去って行った彼は、今ではFTMのパイオニア、有名なあの方。

彼との出会いが私の人生を大きく変えた。ヒゲ、すね毛、低い声、彼は私が欲しいものを全て持っていた。私にとって彼は憧れそのものだった。

自分で言うのもなんだが、彼女に困った事は一回もなかった。小学校、中学、常に自分が想った人と付き合ってきた。何故なら、そこにはまだ性差の壁がなかったからだ。

今、思うと手をつなぎ、キスをする。可愛い付き合いだった。

高校一年生の当時、恋は盲目という言葉を覚えた

絶対にセーラー服を着たくなかった私は覚悟を決めた。制服がない高校への進学。そう、世に言う超進学高への入学。当時、学区制があり、私の実家からは決して受けられない高校。でも、諦めたらそこで終わりだ。道がないなら創れば良い。この時から既に、不屈のパイオニア精神を掲げていた。

ひたすら勉強し、中学時代、6クラス×40人という学年で学力2位の地位に登りつめた。そう、私はきちんとこの手で制服がない 高校への進学を掴み取った。当時の担任の先生の一言。また、クラブチームの監督、多くの人に支えられ生きている事を知った。

そして、住民票を移し、引越し。家族が本当に支えてくれた。

アパート暮らしが始まると同時に、いつしか「あんたは一人で大丈夫ね。」と母親は実家に戻り、一人暮らしが始まった。高校生が一人暮らし?小学1年生の時に、名探偵コナンの工藤新一の生活をみて、「はい、漫画の世界。」そう思っていた世界が現実となった。

私の家はすぐさま先輩の溜まり場になった。そこで、恋が芽生えた。1つ上の先輩と劇的に恋に落ちてしまったのだ。半ば同棲生活が始まり、幸せな日々。だが、ここで初めての大失恋を経験。

別れた理由。それは、先輩の親だった。

「女同士で気持ち悪い。」

その一言で私は男にならないと幸せになれない現実を思い知らされた。絶対に男になって見返してやる。そして、男子サッカー部へ入部。性差が顕著に出る高校生時代を男の中で育った。

恋は盲目。今、当時を振り返るといかに短絡的な考えだったか。人は見た目だけではないのに。でも、男になる道しか私の前にはなかったのだ。

サッカーを辞めた事でみえた世界。まだ私は何も知らない、無知の知。

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本当に男になる事が見返す事になるのか?いやっ、このままのありのままの自分で幸せになる事が本当の豊かさであり、幸せではないのか?私は常に二極化の意志を持っていた。根っからの負けず嫌いがあるのだろう。あの日、あの時、先輩の母親に言われた言葉。それで男になったらなんだか自分の意志ではなく、世の中に屈したような、なんだか敗北感さえ感じられるだろう。

もしかしたら今、自分が抱いている固定概念は世界では通用しないものなのかもしれない。自分が日本にいるから、性別に拘ってしまうだけなのかもしれない。

まずは、常識を疑う事。

みんながそうだから、みんなしているから。それが本当に自分にとって良いものなのかは分からない。他人の芝は青くみえるだけかもしれない。本当の幸せとは?自分の生きる道とは?

そして、大学生の時、留学で世界へ渡った。同性婚が認められているカナダ、バンクーバーへ。

時間は有限。運命の人が教えてくれた事

「男でも女でもない、Hirotoが良い!Hirotoが好きなんだ!」その言葉に出会えるよう、きっと辛いいじめも別れも与えられたものだったのだろう。その言葉にどれだけ価値があるか気づかせてくれる人生を送らしてくれた神に、心から感謝した。「なんでこんな身体で産んだ!」そう母に強く当たった中学生の時、今なら声を大にして言える。「こんな自分に産んでくれてありがとう!」と。

ありのままの自分を受け入れて、愛してくれる運命の人。

愛は注ぎ続かれるものである。どうしたら、この人へ愛を注ぎ続けられるか?

ホルモン注射を打って、情緒不安定になって彼女に当たる事。

30歳になった時に、ハゲを気にして、身体の体調を常に気にさらす事。

50歳になった時に、彼女の隣にいるか分からない不安。

彼女を一人にして死ねない。死にたくない。1日でも多く、長く彼女の笑顔を創っていたい。手術をしても結局、完全に男になれない事で、悩んで彼女に迷惑をかけてしまうかもしれない。ホルモン注射のお金を二人の旅行やMy home、家族計画に割くお金から使う事。

もう自分だけの時間、お金ではない

彼女を本当に愛し続けたい。彼女を不安にさせたくない。彼女を笑顔にする責任。そう考え、何度も彼女と話し合いを重ねた末、名前だけ変え、性別は変えず、今、オーストラリアで働き、彼女との旅行、時間に二人のお金を費やす事を決断出来た。

海外で生きていく利点、それは性別に囚われず生きていける事。私はこういう人です!と、言えばそう受け入れ、対応してくれるのが当たり前であり、それに対してどうして?なんで?などいちいち悩まされる事はない。そして、仕事ぶりをみてきちんと男として評価してくれる事。

何度も言うが、私は今の職場でカミングアウトをしていません。でも、私をみんな、男として「Hirotoくん。」と扱ってくれます。ランチの時間や休憩の合間に「彼女元気?」とか普通に話しかけてくれます。こそこそする必要なんてありません。海外で生き続けるには、生き続ける努力が必要です。みんな、他人に構っている暇なんてないのです。

私は私、人は人

ただ、海外で生きていく欠点。それは常に最低賃金での生活が付き物という事。実際に日本人で移民している人がどれだけ、その国の人と同等の給料を受けられていないかの金銭的問題。雇用は常に日本人マーケットになるので、永住権を持っても仕事がない人なんていっぱいいます。

正直、生まれも育ちもその国の人とは手当ても異なり、老後は年金がある日本へ帰るという人もいっぱいいます。

海外生活はとにかくお金がかかります。生きていくためにはお金を生み出さなければいけない。だからこそ、どこにお金をつかうかシビアな目でみていく必要がある。ランチは夕飯の残り、飲み物は水道水、これ鉄則!笑 ペットボトルにいつも水入れて生活。塵も積もれば山となりますから。

50年後、彼女とMy homeで、未だ見ぬ子供と幸せに暮らす。どんな辛い時も、そのイメージで笑顔になれる。イメージの中の子供は笑顔。

日本でもし、私たちが子供を育てたら、、、私が生きている時代で、子供が笑顔が生き続けられるか私はイメージが出来なかった。現状、やはり同性カップルの子供はいじめにあう傾向がどれだけ同性婚が認められている国、海外でもあります。

でも、海外なんて、肌の色も言語も違い、同僚のお子さんのクラス写真もみても、本当にみんな違ってみんな良い!肌の色、目の色。その中に私たち二人の子なら絶対に逞しく生きていける。

違いを認め合える優しい子に育てる事が出来る。そう確信出来た時に、海外で子供を育てていけるイメージが出来たのだ。

もう彼女はアラフォーですし、自分もアラサー。二人の笑顔の将来設計のために、そして、彼女を一人にして死ぬ事は絶対にしたくないので、私はホルモン注射をしません。

まとめ

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ホルモン注射をする事で得られる変化。喜び。でも、それって私の中ではどうしても短絡的なものと感じてしまいます。私の友達で「死へのカウントダウンや。桜のように咲き誇り、桜のようにはかなく生きる!」と、言いながらホルモン注射をした方もいますが、その人は大好きなタバコを辞めないと長く生きられない!と、我慢し、おじいちゃんか!と、思うぐらい現在、食事制限をしています笑。

何故なら、彼は当時は独身だったから後先考えず、自分のお金や時間を自由に使えたから良いものの、彼は本当に愛する人が出来た2年前から、がらりと変わりました。

常に彼は死の恐怖と闘っています。最近はホルモンを辞めようかと考え始めました。

ハゲが深刻な悩みらしいです。ハゲ防止のためにクリニックに通うからお金がかさむとの事で。

ホルモン、持ち家、生活、年金生活を考えると少し、ホルモンをした事を後悔しているようでした。

あんなにホルモン最高!こんなに変化した!と周りに魅せつけていた方が、愛する人との思い出創りに没頭。二人でどこへ行く?何をする?彼の姿勢に私は本当に1日でも長く愛する人といられる幸せがどれほどのものか、その大切さに気付かされました。

長くは生きられない覚悟、恋人を一人残す覚悟、私にはありません。

若いうちに働いてお金を貯め、老後は彼女と好きなように田舎暮らしでもして生きていきたいです。

そして、彼女の夢。母親になる事を実現するために、海外で最低賃金から這い上がれるよう仕事に精進しなければいけません。

確かにホルモン注射、性別を男にして、パスポートを煩わしいものにしたくないと思いますが、それはなんだか自己満な気がして。

「ずっと一緒にいようね。」

彼女のあの笑顔をずっと守り続けたい。

先に自分が死んでしまったら、彼女との約束を守れない。

男にならなかった事より、彼女との約束を守れなかった事に私は深く後悔すると思ったのです。

自分が先に逝ってしまった後、彼女の寂しさを考えると、、、。まぁ子供がいればそういう不安はございませんが、子供が出来るか、養子を取るか、彼女と私の経済力ときちんと相談しなければいけません。

今は彼女にそういう話をしても、自分の経済力が乏しいので、まずは現在の貯金から手に届きそうな結婚からです。一歩、一歩、階段を積み上げていきたいと思います。

最後に

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今、ホルモン注射をしている人、しようか迷っている人。未だ見ぬ愛する人との未来にあなたはどれだけ寄り添いたいですか?

愛する事は愛を注ぎ続ける事。どうしたら愛を注いでいられるか。

ぜひ、ホルモン注射で迷ったら、まずは海外へ飛び出してみて下さい。脇毛、ボーボーで女装している人、男同士で熱烈に舌を絡ませてキスしている人、二度見する人なんていませんから!

みんな自分は自分!生きたいように胸張って生きてます!ただ、彼らを二度見するのは、アジア人だけ。これが現実。私たちをマイノリティと扱う世界で生きているから、好奇な目でみられ、人にどうみられるかを気にして生きて、ホルモンの事ばかり考えてしまうのです。

性別ではない!男でも女でもない!あなたという人物力が全て!

今なんて長い人生の一部!

男になる事で喜ぶのはあなた!男になる事で最後、悲しむのは彼女かもしれません。

そうだぞ、過去の自分、サヨナラ!

将来的にHirotoの職場(海外勤務)で一緒に働きたいYoutube動画発信!新メンバー募集中!

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