日本人女性は海外でモテる?の真相に迫る
2017/08/20
こんにちは!Cocoです!よく「日本人女性は海外でモテる」と言われますが、実際はどうなのでしょうか?私はカナダに住んでいますが、カナダにいる日本人女性が特別にモテていると感じたことはありません。そして残念ながら自分自身がモテた試しも一度もないです。泣 じゃあ一体なぜそんなことを言われるのか?今回はここカナダで私が感じる日本人女性モテ事情の真相に迫ってみました。
海外から見る日本人女性のイメージとは
・NOと言えない ・自己主張をしない ・うるさくない ・思いやりがある
・おしとやか ・男性を立てる ・小さくてかわいい ・美意識が高い
・穏やか ・謙虚 ・誠実 ・真面目
こんなところでしょうか。こうして見てみると、全体的に「おとなしい性格」というイメージが目立ちます。外国人男性からすると自国の女性と比べ、パワフルさに欠ける日本人女性に惹かれることもあるのかもしれません。
しかし、本当の「日本人女性の持つ良さ」を理解し、真面目に恋愛したいと思っている外国人男性はほんの一部だと思います。
カナダにいて感じるのは、「日本人女性」どころか「日本」についてもそんなに知らない人が意外と多いってこと。本当の日本人女性の魅力なんて分かっていないけど、「寿司」や「相撲」と同じように「おとなしい」というステレオタイプとしての日本人女性のイメージだけをぼんやりと持つ人の方が多い。
そこが問題なのです。「日本人女性はおとなしい」とそれだけの知識で、そこに漬け込んでくる野郎がカナダにもたくさんいます。そんな彼らは「日本人女性」を一体どう思っているのでしょうか?
上に書いた日本人女性のイメージは、時にこうもとられてしまいます。
こんなイメージだけを「日本人女性はこうだ」と一括りにして持っている人が多いから、わざわざ日本人女性を狙うわけです。
「謙虚」や「争い事を避ける」などせっかく私達が持つ誇るべき日本人らしさという素晴らしい部分を、そんな風に上手く利用してやろうなんて心外ですよね。
モテていると勘違いしてしまう訳
結論からいうと「日本人女性がモテる」は妄想です。
しかし先程言った、「うまく利用してやろう」と思っている一部の外国人男性からはメチャクチャ人気があるのは事実。
街を歩いていると、「コンニチハ~」「日本人デスカァ?」「愛してマス~」と男性から声をかけられることが山程あります。
日本の歴史も知らないくせに、そんな言葉だけ知ってるんです。そんなやつらには要注意です。
海外に来たばかりだと、知らない土地で不安な気持ちがあったり、英語を話す機会だと思ってしまう、もしくは無視すれば失礼に当たるかもと思ってしまいそんな下心だらけの「明らかなナンパ」にも立ち止まって丁寧に対応してしまう人も多い。そしてその「下心ナンパ」を頻繁にされることによって、「モ、モテてる…?」と思ってしまう人も少なくないんです。
全くモテていないんです。日本人だ!と思ってすかさず声をかけてくるような男性は、一日に何人もの日本人女性に声をかけていて、数撃ちゃ当たると思っているだけ。
そして残念なことに彼らの思惑通り、数撃ちゃ当たってしまう。欧米の女性では叶えられない彼らの欲望が、日本人女性に向かうだけなのです。嫌な顔をされてキッパリ断られることもない。笑顔で答えてくれる。故に「狙い目」として日本人女性が人気があるのです。
そんな人気は全然嬉しくないし、モテてる訳ではありませんよね。
ナメられた実体験
如何わしいベルトのオッサン
留学でカナダに来たばかりの頃、ダウンタウンを歩くことが多かったのですが、毎回会う度に声をかけてくるオッサン(推定40代半ば)がいました。彼には合計20回ほど声をかけられましたが、毎回「どこから来たの?日本人だよね?お茶しない?」と決まって「初めて会ったノリ」なのです。
彼は毎日そんな風に日本人女性を見つけては声をかけての繰り返し、まるで流れ作業なので、私の顔なんて覚えていないのです。
とても愛想がよく話し上手な彼ですが、ひねくれ者の私は「日本人ですか」と聞かれると「だったら何なんだよ」とイラッとしまうのと、なんだかギラついたベルトが如何わしいのもあり、初見は「友達が待ってるから」と相手にしませんでした。
しかし会う度に話しかけてくるので、「私に声かけたの100回目だよ」と言ってからやっと顔を覚えてくれたようでその日から声をかけてくることはなくなりました。
「こんなオッサンに引っかかる奴なんていないわ、変なベルトだし」と思っていました。
しかし!それからカフェなどダウンタウンのいたるところでそのオッサンを見かけましたが、なんと結構な頻度で日本人女性と一緒にいるのです!毎回違う女性でしたが、カナダに来たばかりなんだろうなという雰囲気の女性でした。
やはり断りきれずに、もしくは英語を話したいという思いからか、ついて行ってしまう方が実際に結構いる実情。オッサンの作戦成功ってわけです。
素敵な笑顔のドイツ人
お気に入りのカフェいつものように本を読んでいると、隣に座っていた男性が話しかけてきました。実際カナダではカフェなどで隣に座っている人と小さな会話が始まることが多く、それは素敵だなと思うところです。
その男性は、「どこから来たの?日本人?」などの質問もしてこなかったし、如何わしいベルトのオッサンのように変な人だという印象も受けなかった。どちらかというと真面目そうな印象すら受けました。そうして始まった会話は自然に続き、音楽の趣味がめちゃめちゃ合うことが分かり、会話ははずみました。そしてまた機会があればお茶でもしましょうってな感じでお友達になれそうな予感が。
帰り際、「来週に引っ越しをして、ルームメイトも音楽をやっているから家に遊びにこないか」と誘ってくれました。が、いきなり家に行くのはさすがに頂けない。ちょっと気をつけた方がいいなと思い、「彼氏と住んでいて休みの日は彼といるからその日は無理。また時間が合えばこのカフェでお茶でもしよう」と返事しました。すると驚愕の言葉が返ってきました。
「時間の無駄だった」「ふざけるな」
と怒りをぶつけられました。一体なぜそんな怖い顔で怒っていらっしゃるのか…私はポカーンでしたが、連絡先を交換したりする前に分かってよかった。
きっと彼にあったのも「下心」だけ、簡単に落とせると思いきや断られて腹が立ったのでしょう...。
意気投合したかと思えば、相手には下心しかありゃしなかった。なんて世の中!
私は数年カナダで暮らしているから、変な奴とまともな人をを見分けられる能力がある程度ついていると思っていましたが、恥ずかしながらそんな私の勘も当てにならないものでした。
まとめ
インターネット上でもよく見かける「日本人女性がモテる」というイメージ。私自身、初めて留学でカナダに訪れる前はそんな話を聞いて、茶色かった髪の毛を黒に染めてきました。心のどっかにあったんです、モテたい気持ち。笑
気をつけたいのは、その言葉をそのままストレートに受け取る前に、その裏にある「なぜモテると言われるのか」をちゃんと見るべきだなとつくづく思います。
「人気がある」と「モテる」は違うような気がします。
もちろん、日本人女性が持つ特徴は誇るべき素敵なもの。しかしステレオタイプのイメージは、時に上手く利用されてしまうことがある。
こちらからすればただ愛想よく丁寧に、と思っていても相手からすれば思わせ振りだったりする。特に文化の違う環境で育った同士だと、お互いの意思疎通が上手く噛み合わないことがあるのでしょう。
特に言葉が上手く通じない海外では、相手の気を悪くしない為にと曖昧な返事をしてしまったり、お誘いを断ったら失礼かな…と気はすすまないけど「YES」と言ってしまう気持ちもわかります。が!せっかくのいい部分を利用されてしまうなんて悔しいものです。
ではどうすればいいのでしょうか?
言葉が上手く通じなくても、決してこちらが弱いわけではありません。萎縮して流されずに、きちんと自分の意思を伝えていいということを忘れない。
ちょっとでも気がすすまなければ、きっぱり、すっぱり断ってしまう。
どっちにしても、そんなことで離れて行く人は信頼できません、こっちからお断りしてしまいましょう。
そういったことを意識して、一部の人が持つ「簡単に落とせそう」なんていう曲がったイメージを払拭して「かっこいい日本人女性」になれれば素敵ですよね。