する?しない?日本と海外の違いは?職場でのカミングアウト

2017/05/05

こんにちは、Cocoでございます!カミングアウトをするかしないか。それは本人の決めること。もちろん自分のセクシュアリティを必ずしも職場で人に伝える必要はありません。とはいえ、大抵の人は一日の大半を職場で過ごし、同僚とも仲が深まったりと人生の中でとても大きな存在なのが職場。だからこそ、本当はカミングアウトすることで快適に働けるのにと思いながらカミングアウトをしていないことが悩みの種となり過ごしている人も多いのが日本の現状だと思います。今回は職場でのカミングアウトのあれこれを考えました。

なぜ職場でカミングアウトすることに慎重になるのか

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もちろんカミングアウトをして周りがすんなり受け入れてくれれば問題はないのですが「自分が変わらなければ」と勇気を出して職場でカミングアウトしたものの、良い結果にならなかったという声も多いもの。

自分の職場で考えてみればどうだろう?

「お前ホモなんじゃないのー!」

「男らしくしろ!オカマか!」

「そろそろ結婚考えろよ」

なんて発言する上司や同僚はいませんか?本人は冗談のつもりで悪気はないのでしょうが。

日本では、女性だと特に結婚や子供の話を周りから振られることは日常茶飯事。正直面白くない冗談や、プライベートな質問には、うんざりしていました。

冗談で「ずっと彼氏いないってお前もしかして女好きなんか?あははは!」と言われたこともありますがその方には大阪人として、その冗談がどれだけ面白くないか淡々と説明してやりました。ふん!

勇気を出して上司に相談をしてみても「前例がないから対応は難しい」などと閉鎖的な答えが返ってくるパターンも多い。結局、そんな風に周りがよくわかっていないから、話しても流されて終わってしまったり。

さらに誰か1人に話すと、意図しないところにまで広がって同僚の間で妙な噂をされるかもしれない。直接批判的なことや差別的な発言をされることがなかったとしても、自分に対する周囲の空気が変わってしまって壁が出来てしまうかもしれない。

変に気を使わせて、明日出社した時、いつも隣に座っている同僚の態度がぎこちなくなっているかもしれない。

などと、カミングアウトをした暁には大きなリスクが襲ってくる可能性がある。だからといって、ばれないようにと毎日慎重になりながら仕事をこなすのはとてもしんどいことです。

実際に職場でカミングアウトをしている人はどのくらいいるのか?

職場の人からカミングアウトされた、カミングアウトしていると聞いたのは僅か7%というアンケート結果が。

やはり日本では少ない。カナダからこの数字を見ると、改めてびっくり。

https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20160825.pdf

日本労働組合総連合会LGBTに関する職場の意識調査 2016年

カミングアウトしていない状況ってどんな問題があるの?

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おしゃべりが面倒くさい

人間関係っていつでも難しいもの。例え良い上司や同僚に恵まれていたとしても、普段の会話の中には当事者からすれば途方にくれてしまうぐらいたくさんチクチクと胸にささる話題が含まれている。

例えば自分の恋愛対象は男性なのに、「彼女はいるの?」と聞かれた場合。

ある人は「今いないんだよねー」と答えるかもしれません。そこで一旦逃げれたと思いきや、そんな話題はそのうちまた降りかかってきます。

またある人は本当は彼氏なんだけど、とりあえず彼女に置き換えて話してみる。それはそれで、「どんな人なの?」「結婚は考えてるの?」などの質問がまたいつか来る。

そこでまた適当に交わしてみても、再びそんな話題になった時、更に「架空彼女」の話をしなければならなくなり自分がまわりに嘘をついているようで疲れてくる。単純に面倒くさくなってくる。

みんなは普通の質問をしているだけのことだから悪気なんてないことはよくわかっている。

そんなことを考えながら常に周りに気を使って過ごし、なんだか居心地が悪くなり仕事の楽しさも半減する。

人付き合いもどうしても遠慮がちになり職場でのコミュニケーションも必要以上に距離ができる。みんなが思う「なにげない会話」の中にはそれだけの面倒くささが詰まっているのです。

パートナーがいる場合

パートナーがいて、例え長年一緒に住んでいて家族同様であっても、職場のみんなにはカミングアウトしていない場合はどうでしょうか。

まず慶弔休暇、家族手当、単身赴任手当などの会社の福利厚生制度が一切使えない。これはもしカミングアウトしていた場合も、ほとんどの会社が異性間の事実婚を対象としているために使えないことが多いのです。

万が一パートナーに何かあった時に会社に本当の理由を伝えて休むこともできない。これから子供を持つことを考えていても、そんな状況下では不安が募るばかり。

自分と共に人生を歩んでくれている大事なパートナーとの関係を周りに明かすことの出来ないもどかしさと共に、会社で受けれる家族を持つ者に対しての制度が受けれないという現実的な問題もあるのです。

変な話です。異性同士なら問題はないのに。同性同士だと、たちまち問題になる。好きだから一緒にいるんだし、パートナーに何かあれば付き添いたいのは当たり前のことなのに。

いくら法律がなんと言おうと、誰でもみんな自分のパートナーは自分で決めるでしょ?

まとめ

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やはり「大丈夫だよ、カミングアウトすればみんな受け入れてくれるよ!」と軽くはなかなか言えないのが現実です。まず会社の制度が整っていない中でのカミングアウトはなかなかリスキー。

結婚などセクハラな発言が飛び交わないように社員への指導、福利厚生の見直しも必要です。しかし日本も捨てたもんじゃあない、LGBTであろうがなかろうが、みんな快適に仕事ができる職場環境をと取り組んでいる企業もあることは確かです。

一方そんな企業が当たり前になりつつあるカナダから見ていると、やはり日本は踏み込み力がないなと思ってしまいます。

履歴書にだって性別や年齢を書く必要なんてない、証明写真なんて貼らない。カミングアウトなんてしてもしなくてもどっちでもいい。そんな国で暮らしていて改めて思うこと、それは

1人1人の本質は、性別や年齢、外見なんかでわかるわけがない。

本当は「LGBT当事者に対して偏見を持たないこと」なんて規則が会社でわざわざ作らないといけないことがおかしいと思ってしまうのですが、そんなことを今言っても仕方がない。

ひとりひとりの奥にある「本質を見よう」そういった考えを持つ人がこれからもっと増えればいいな。

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