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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

新メンバーMitchanのキーワード①「バイセクシュアル」~私が10代に地味にやっていた仲間見つけ~

2017/05/25

こんにちは!新メンバー女子大生のMitchanです。前回の記事で私には、「バイセクシュアル」「友人や彼氏へのカミングアウト」「女子大生」「就職活動・就社活動」「読書」の5つのキーワードがあるとお伝えしました。

その中から本日は、バイセクシュアルのお話をします。

1. バイセクシュアルとは

pexels-photo

男性と女性いずれの性に対しても性的な魅力を感じる性的思考を持つ人。またそういうライフスタイルを送ること。両性愛者ともいう。

堅く言うと上の通りです。

もっと簡単に言うと、

「男性・女性で区別することなく人を好きになることがある」

ということです。

たったこれだけのことと思いますが、多くの人が悩み、立ち止まる理由としては、自分の周りに同じような経験を持っている人と出会えていないからではないかと思います。

特に小中高校は、小学校6年間、中学・高校3年間、中高一貫6年間と一緒に過ごす仲間が変わらないこと、学校と家庭以外にコミュニティーを持つことが難しいことが理由で、自分が持つ違和感を吐き出す場所が少ないように思われます。

2. 違和感を覚えたきっかけは交換ノート。なんか違うと気づいたきっかけ

koukannikki

小学校高学年に入ると、私は仲がいい女の子3人で交換日記を行うようになりました。

交換日記とは1冊の日記帳を友達同士で順番に共有し、メッセージを書きこんでいくものです。そこでの鉄板ネタは、やはり恋愛。

「初恋の人は?」「今好きな人は?」

うわさ話大好き、恋の話に皆が敏感になる小学校高学年時では、恋愛話は欠かせない話題でした。

その交換ノートの中で自分の初恋の人と今好きな人を言い合おうとなり私は、

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初恋の人は家が近くの男の子 △△君

今好きな人は1組の女の子 〇〇ちゃん

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と素直に書き込んだのです。すると、友人たちの返事には、

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Mitchan、みんなちゃんと好きな男の子を書いてるんだから、ごまかさないで~!ずるい!!

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と書いてありました。いやいやガチで書いてるから…!と思う反面、子どもながらにこの’’好き’’は言っちゃだめなやつなんだ。」と察したのを今でも鮮明に覚えています。

この出来事以前の私は、恋愛に限らず友人関係、趣味、思考など何に対してもオープンな性格でした。それがなぜ、今は言わなく、いや言えなくなったのか。

それは、学生生活の対人関係を通して、いい意味でも悪い意味でも、世間一般的に良いとされるものを自分の正解にしようと必死だったからなのかもしれません。

3. 自分の正解を型にはめたかった青春時代

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私は小学生から大学入学までいい子を演じてきました。言われたことはきちんとこなす、学級委員、生徒会は進んでやる、オール5、高校は県内の進学校へ入学、サッカー部のイケメン男子と付き合う、友人と高校生活や放課後を謳歌し、そのまま塾で真面目に勉強。そして第一志望大学現役合格。

客観的にみたら、全てが上手くいっているようにみえるかもしれない私の人生ですが、正直に言うと、他の人と違う人生を送りたくない、外れたくないという気持ち一心で取り組んでいました。

外れてしまうと、生きていけない。人と違う道を選べば、将来危ない。

そう信じ込んでいました。これは恋愛観・結婚観も同じで、異性を好きになるのがあたり前、男性と付き合うのがあたり前、結婚して子どもを生んで育てるのがあたり前、田舎育ちということもあり、それが普通、あたり前。それ以外の道を進めば、今大切にしているものが全て崩れ落ちてしまう、そう思っていました。

そのため、自分の中に少し違和感があるものの、「あたり前」そう決めつけられていたもの以外の選択を取ることは、当時の自分には考えられませんでした。

今思えば、同じ人でも顔や性格が違うように、生き方・考え方・大切にしたいコト、モノ、ヒトは人によって違うと分かります。人生も人それぞれです。小中高生時代がいかに視野が狭かったか、どんな選択を取ったとしても自分が納得し行動し続ければ道は開けると、私は大学時代に知ることになります。

そんな私が「あたり前」ではなく、自分が納得した自分らしい選択を取る!と決め、本格的に行動に移す転機になったのは、間違いなく大学進学による一人暮らしとそこで出会った仲間たちとの関わりでした。

4. 小中高、青春時代に地味に行っていたこと

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私が自分の恋愛観に違和感を持ったのが約10年前。この気持ちはなんなのか…!必死に答えを探そうと試行錯誤しました。具体的に行ったことは、

・インターネットでの「同性愛」の検索

必死に自分の状況を知識として理解しようとしました。10年前はLGBTという言葉は馴染みが浅く、「同性愛」という言葉で理解を深めました。

・無料カウンセリングサービスに電話で相談

当時、携帯を持っていなかったため、自宅の電話で親にばれないように電話をかけました。しかし、きちんと今の自分の気持ち等を上手く言語化出来ず、ゲイの方の実体験を1時間聞いて受話器を下ろしました。自分のことは、話せませんでしたが、世界が少し広がったように感じました。

・書き込みサイト立ち上げ

自分の気持ちを吐き出す場所として、書き込みサイトを立ち上げました。そこで、同じように女の子を好きになってしまった10代の多くの子と書き込みを通じて交流しました。

同じように悩み、行動に移す仲間が出来たことに嬉しく思っていました。また、サイトをきっかけに告白をした女の子もおり、運営しながら私自身が一番、勇気付けられていました。

5. まとめ

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一人で悩むのも大事です。

しかし、行き詰ってしまったとき一人で悩むことは苦しくありませんか?

どこかにすがりたい、そんな気持ちになることはありませんか?

私はそうでした。すがれるものがあるならすがりたかった(笑)でも、当時田舎暮らしの学生、部活や勉強もある、変な行動をして親に勘づかれるのもイヤだと本気で思っていました。だから、自分が出来るところから行動を移しました。今は、インターネットで少し調べれば詳しく掲載しているサイトは多くあります、コミュニティーも多く存在します。

一人じゃない、絶対仲間はどこかにいる、それだけは間違いないです。

 

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