【海外×LGBT就活の実態】その留学、英語習得ではなくブログを書く事が目的になっていませんか?海外大手企業内定から学んだブログを辞める心意気
2017/05/14
どこで幸せになれるか場所が選べる時代。とりあえず経験!留学!海外!と、手っ取り早く、語学留学パンフレットを手に取るあなたへ、僭越ながら留学を経て大手企業内定、海外勤務経験者として何かを伝えられるなら、私は何を伝えるだろう?
留学は経験!?ブログ、SNSのネタ作りで留学が終わらぬ前に知っておきたい海外でのLGBT就活
私は、国内で就活をした事もありますし、国外でも就活の経験があります。経験は同じであれど、結果は正反対、国内の就活は全滅でした。
さて、何故、私は海外勤務の経歴がありながらも企業に興味を持って頂けない人材だったのでしょう?
自己分析① 国内と国外の英語が話せる人の需要と供給のバランス
冒頭から衝撃的な事実を打ち明けますと、実は国内こそ英語を話せる方が多いです。厳密に言うと、英語を知識として使い仕事をしている人が多いという事です。
実際、国外にいる日本人は、ワーキングホリデーのまま現地で就労、永住というケースが多いです。
基本的に、日本人ネットワークというぬるま湯に使っているため、本気で英語を使って仕事をしている人はいません。
言い方悪いですが、海外在住者の食い口は、やはり、市場は日本人マーケットであり、お客様は日本人。
対現地の人へがっつり営業、現地にて公務員になっている日本人はごく僅か。
海外は日本人の分母が多いくせに英語を話せる人の分子は少ない
これが実は、ラッキーチャンス!
国内での就活はカナダで2年現地企業で勤務した私でも正直、勝ち目はありませんでした。留学ではなく、就労経験を持っていたため、少し自信はあったのですが、、、現場を覗くと、本当に英語を話せる人がいっぱいいたのです。
日本は日本人の分母が多く英語を話せる人の分子も多い
留学という経験だけで、どこぞの留学会社に採用は頂けるが、営業!獲得件数!ばかりで、夢と希望を与えるのではなく、お金を得るためかと、嫌気がさして辞める、、、こういう留学後の就活パターンが多いです。
美容師、ナース、幼稚園の先生等の国家資格取得の手に職業界は別ですが、私みたいな、ただ少し留学経験があって、英語が話せて、カナダでの勤務歴が2年ある若造に誰も興味なんてないのです。
それより、え?バイリンガル?高校、大学、海外でマーケティング、ビジネス専攻卒業?じゃあ営業、商談やっといて!という即戦力な人材が日本で求められている人材なわけです。
自己分析② 認知のギャップ!留学=遊んでいる!新卒カードを失った後の経験主義
留学といって一番に思い浮かぶのは英語です。では、その英語がぺらぺらではなく、留学後、英語を活かした仕事につけてないという事は?
留学=遊びの証明になります。
今はお金と時間を費やすからと、留学=経験!という浅はかな留学生は減ってきましたが。経験を得るための留学!知見を広げる!異文化交流!
残念ながら、それが出来るのは学生だけ。新卒というカードがあれば、どこにいても留学は武器だ。学生の留学が評価されるのは、経験を養える事が出来る人材=うちで多くを吸収し力を発揮する(染まってくれる)というわけで扱いやすいからだ。
学生は順応と吸収力が最優先項目です。
では、私みたいな中途採用は?
中途採用は即戦力が最優先課題
項目ではなく課題です。ようは私、これ出来ます!私はこれしてきました!と、証明する事です。
正直に言います、留学は職務履歴書に書けません。海外の大学院や専門学校(カレッジやテフ)でない限り。
書いても良いですよ、無理やり。学歴の所に語学学校の事を。
ただ、語学学校卒業しても証明章しか頂けません。学歴にはならないので、一般的には書けません。
実際、無理やり語学学校での経歴を記載すると、、、
大手企業中途での面接。そこで、以下の事を問われます。
「で、留学してなんでうち受けるの?」
「英語話してみて!」
「そもそもなんで帰ってきたの?」
私としては留学の経験を強みに変えたいのだが、会社は誰もそこに興味がない。
何故なら、中途の内定は今の仕事をどれだけ出来るか?どれだけその業界で経験があるかで決まるからだ。
どれだけ留学で経験したか?は大切ではないのだ。
では、私は実際に、どうやって今の大手企業内定、海外勤務を勝ち取ったのだろうか?
自己分析③ ブログのための留学、SNSのための留学を辞めた
留学如きで気が大きくなってしまい、私はカナダの留学中、ブログを書いていました。誰も自分なんかに興味はないし、自分より実績ある海外在住ブロガーさんはいっぱいいるのに関わらず、、、変に責任感を抱いてしまい、留学中も情報を発信し続けていた。
これが実は就活の明暗を分ける!
留学で一番求められるのは英語力
求められるものに答えられない=英語を一番に求めてない留学なら、それはきっと旅行と呼ぶのだろう。
私はブログを書く事で時間に使われていたのだ。
ブログを書かないと!そうやって寝る時間、英語を勉強する時間を削る。
本来なら時間は自分で使わないといけないものなのだ。
当時、読者さんもコメントも日々ついて、波に乗っていたブログ。
でも、私は突如、更新を辞めた。
私は気付いたのだ。
今やる事は英語の勉強だ!という事実
時間は有限である事を。時間を本当に自分のために使う意味を。
自己分析④ 本気で英語を勉強する事で現地で求められる人材になった
今のオーストラリアの仕事は、本気で英語を勉強する事で勝ち取った。何故なら、最終面接が、HR(人事)と英語での面談であり、最後の面談も英語であったからだ。もちろん仕事もばりばり英語です。
ツイッターもFACEBOOKも見る暇なんてなかった。もちろん彼女と旅行に行く事も。ご飯の時以外、机で勉強。
本気で英語を習得する。英語を覚えるのではなく、使う。スキルを磨くためには、本気で挑まないといけない。おそらく、日本でもニュージーランドでも場所は関係ないのだ。
本気でやる。変わる。そう思えば、考え方が変わり、行動が変わる。
留学でどれだけの人がブログを書き、SNSを更新しているのだろう?
でも、私は知っている。
ブログを書いている時間が1回40分。毎回それを書き続けるとどれだけの時間をブログに当てる事になるだろう?
本当に海外でしなければいけない事てブログを書く事?
本気で英語を学んで、ワークビザ(就労ビザ)を取得、現地の企業から求められる存在になる人は、暇さえあれば英語の勉強をしている。
どんどん就活と英語力で差が出る
目の前の楽しみではなく、3年後の笑顔を追い求める姿勢を現在、英語環境で働く私の彼女が教えてくれた。
彼女はどこに行ってもすぐに仕事が決まる。それは彼女に英語力かつ、人物力(日本での経歴)があるからだ。
そして、私は留学を終え、ワークビザ(就労ビザ)を取得してからパイオニアを立ち上げる事にした。
留学をしてから4年後にパイオニアを立ち上げた事には理由がある。
本気で英語を学び、仕事が決まった実績がないと自分の情報と時間に責任を持てないと思ったからだ。
自分が英語を使って仕事していないのに、留学が良いとか簡単に言えない。自分の今、例えば留学を機に大手企業に内定した!英語を使って仕事をしているの経歴がないと、留学の効果や本当の良さは分からないし、伝えられない。
私は、留学後、就職に悩んだからこそ、留学を美化したくない想いも誰よりも強いのです。
留学をした事は強みではない。留学自体に特別さはないのだ。
留学後、大手企業に内定!夢だった英語を使った仕事へキャリアチェンジをして初めて留学の価値と意味を見いだす事が出来る。
なんで留学が良いのか?なんで?を本気で伝えたい。どれだけ良い情報を発信していても今何しているか?それが全てなのだ。それが自分の留学の証明である。
留学中にどうこう語る事ではないのだ。語らずとも結果は後からついてくる。
留学の経験を発信するなら、留学で英語を本気で学び、転職成功後で遅くはない。
本当にストイックに努力した人の経験談は興味が沸く。自分の時間を割いてでも読んでみたいと思う。私はそう考え、これからもIELTSで結果を出し、もっと自分磨きに注力しなければならない。
今、大手企業で海外勤務している事はまだ始まりにすぎないのだから。
最後に
自己分析⑤ 海外でのLGBT就活ではカミングアウトは必要ない
仕事をする上で私が女である事、彼女がいる事は関係ない。私がどれだけの人を笑顔にしているか?世の中とどのように関わり、豊かにしているのか?社会と私の繋がりが一番大切なのだ。
カミングアウトした方が良い?しなければいけない?
本人に考えさせる企業ではなく、本人が考える必要のない職場環境はどこにあるのだろうか?
その答えが海外にはある。
目の色も言語も違う職場環境では、個性の塊だ。
自分がHEと言ったら彼であり、
自分に彼女がいると言えば、私は男でいて良いのだ。
そしてその出来事、1つ1つに誰も興味はないのだ。
みんな自分の人生を生きるのに必死なのだ。
海外では、最低賃金での労働、ビザ、問題は山積みなのだから。誰もあなたになんか構っていられない。
現に、次のVISAの更新で私は頭がいっぱいだ。毎日必死で生き続けないといられない。それが海外だ。でも、その必死さから得られるものはかけがえのない喜びと生きた証である。
私はパイオニアで何度も言っているが、
「LGBTは私の全てではない。LGBTは私の一部であるという事。」
LGBT就活。よりよく生きるためには?私からしたらより良く生きていく場所は?と、問いたい。
それぞれ価値は違う。
自分の人生だから自分で決めた事が全て正解だ。
あなたが日本で生きると決めたらそれは正解だ。
ただ、LGBT就活、海外という選択肢も入れてみてはいかがでしょうか?
そのために誰も自分の事を知る人のいない環境へ、本気で英語力を身につける留学を。