身体が弱いってソン?虚弱で肉がつかないFTMの悩み
私の身長は170cm程あり肩幅もしっかりし、顔も濃い目で女性として生まれた中ではかなりすでに男な見た目です。すでにパス度はかなり高いと思ってるのですが、そんな自分にも悩みがあります。こんなに女として色々欠いているのに結局性別は女性ということはもちろん、それ以上に筋肉が付きにくい上に虚弱であることです。
運動できない、身体弱い・・・
およそ3歳の頃、初めて登り棒をしました。みんな、するすると登っていきます。しかし、自分は先生におしりを押してもらってやっと登りました。この頃からなんで自分はできないのだろうと思いました。今でも腕立て伏せ等、自重のトレーニングが出来ないです。これでも運動部入ったりバイト頑張ったりで筋肉付いたのだけどね。
FTMの人が男性器を作るのに腕の筋肉を使うらしいですが、とてもそんな余裕ないです(笑)
ちなみに、大学入学からの体重の経緯を軽く話すと、入学時49kg、2~3年52~55kg、うつ病治療前51kg、現在52kg。最近、筋肉量が分かるとかという体重計に乗った時、筋肉37kg(少ないって出る)体脂肪25%。。。隠れ肥満ではないらしいけど、引き締まっては無い・・・。
そして、疲れやすいです。小学生から今までの口癖は「疲れた」です。朝起きられない、夜寝つけない、すぐに風邪引く、すぐ眠くなる(けど寝付けない)。まあ、とにかく体力と気力を生む力が弱いです。
最近だと、みどりの日に新宿御園とか丸1日女友達と歩き回ったら、2日くらい動けませんでした。彼女たちは何事もなかったようで、これを話したら心配されました。自分は女の子の体力からみても低いようです。
受験を終え、中学入って間もなくから顔色が悪いと様々な先生に心配され、両親に病院に連れられることから始まり、身体検査である年は蓄膿症になり、ある年は貧血を疑われ、そしてある年は甲状腺が腫れていると言われる。中学から大学卒業までに何回か検査を求められました。
それ以外にも勉強していたらじんましんになったりとか、うつ病とか、軽度の逆流性食道炎とか腱鞘炎の手前とか、ちょっとナタで指切ったり(裂傷)とか、姿勢が悪いとか・・・。気付けば様々な理由で病院に行っています。昔はあまり病院に行きたがらなかったし、親も行かせたがらなかったのですけどね。気付けば多分、平均的な20代よりは色々な病院に行っている気がします。
あえて名前を付けてみる
この病院に行く行動を虚弱系健康ヲタクとでも名付けましょうか。健康心配性でしょうか。症状としては大きくないけれど、気になる所があると病院に行く。20年以上も生きていれば色々ありますしいいよね。
やっぱり母親にはなんでそんな病院行く必要ある?金の無駄じゃない?って言われますが、前、先輩に「行かないで大変なことになるより行って何にもありませんでしたの方がいいじゃん」と言われたのが自分にとてもしっくりきたので、それなりに異常を感じたら病院に行くようにしています。母親が風邪をこじらせた時は何回も病院行くように促しています。
病院に通ってみて学んだこと
そして、色々な病院行って分かったのは、当たり前の話ではあるのですが、「自分の症状をしっかり説明しないといけないし、だからと言って必ずしもお医者様は自分の専門範囲外の病気を言い当てることはできない。」風邪で病院行っても逆流性食道炎もおまけで見つかるなんてことはまずないです。「食後に淡が絡む」って訴えれば、ピンとくるお医者さんもいるかもしれませんが、よくテレビで出る、ちょっとした検査でどこかレントゲンを撮ったらまさかのガンが見つかったみたいなミラクルはそうそう起こりえない。だからテレビの話題になるのでしょうね。
特に性同一性障害の人はADHDなどの傾向を持っていると、何が原因で自分は他の性別になりたいと願っているのか、本当に純粋にトランスジェンダーなのかの判断が難しくなります。そのためにも嘘や飾りは入れずに、説明する力を付けた方が最終的に満足行く結果になるのではと思います。
終わりに-通院のすゝめ-
社会人になるとはっきり今日は休みますって言える人じゃないと難しいですね。まだバイトくらいでしか社会学んでないけど、想像はできます。
それでも機械と違ってまだまだ生き物の体はパーツの交換が大変だし、1つのほころびが周囲に影響しやすいと思うので、身体のメンテナンスをしっかりやって大切になさってください。そうすれば80年も使えるのですから。
病院のサイトを見て予約必ずしてくださいと書いてなければ、当日来ても見てもらえます。保険が下りるのなら大抵1回2000~3000円くらいで済むので、なにか調子悪いなと思ったらそのままにせず病院に行くことをお勧めします。
おまけ~どんな治療をしたか~
中学入って間もなく行った検査は血圧が低すぎる以外は異常なし、蓄膿症はもう少しで手術だったよーと言われながら、漢方薬を処方され、数か月服用したら良くなりました。貧血はただでさえ血が薄いのに検査のためと血を抜かれ赤血球の数を、甲状腺は専門の先生のところでエコーで見てもらいました(ちょっと大きいけど普通だと)。これじゃあ血抜かれゾンじゃないですか。今思うと血を抜いて甲状腺ホルモン調べてもらった方が良かったんじゃないかという気がします(笑)甲状腺ホルモンの低下は疲労のしやすさに関連があると言われているので。
じんましんは皮膚科で塗り薬を、食道炎は消化器官科で胃カメラ、ピロリ菌検査、胃薬を。腱鞘炎は整形外科でレントゲンを、指切った時は、外科で破傷風の予防接種、一針だけ縫われる・・・。とこんな感じで色々な検査をしました。
姿勢の強制については、整体でうつ病にも多少効果のあるところがあるので、そこに通っています。
余談ですが、血液検査は疑われる原因の必要最低限しか見ない(見れない?)そうです。1つの項目見るためにもそれなりに血液を消費するのでしょう。もっと少ない量で複数検査できるようになって欲しいですね。
それこそ赤血球量から、性ホルモン、甲状腺ホルモンなど、注射器1本分から全部わかるようになって欲しいです。