新メンバーMitchanのキーワード④「就職活動・就社活動」~結婚することは前提?新卒は生き方を決める第一歩~
こんにちは!新メンバー女子大生のMitchanです。本日はキーワード4つ目「就職活動・就社活動」をお届けします。日本の新卒就職活動を行う中で感じることを、私の視点からお伝えしたいと思います。
日本の新卒就職活動の流れと風潮
日本の4年大学を卒業する学生の就職活動の一般的な動きは以下の通りです。
トータル約2年。就職活動を始めてから入社するまでの期間が非常に長い…!大学時代の3分の1以上を就職活動に費やしていることになります。私は大学3年生の時に半年間実務アリの長期インターンに時間を費やしていたり、経団連に所属していない企業から内定&入社を決めたため、一般的な就職活動の波に乗れたか、乗れていないかは微妙なところですが、私の周りの多くの学生が上記の流れで就職活動をしています。今日は6月1日。面接本格スタートです。
私が参加した企業の個別説明会の数は30社ほどです。他にも合同説明会やセミナー等にも余裕があれば参加していたため、トータルしたらもっと多くの企業に出会い、会社の説明を聞きました。その中でどの企業にも共通して強調して伝えてくれることがありました。
―女性が活躍しています!
―産休育休復帰率100%
企業の説明会では、女性の働き方モデルを強めに話してくださる企業が多い印象でした。’’結婚・出産・育児とライフスタイルが変化していくことが懸念される女性が働きやすいと思える環境を整えている、もしくは整えようとしている企業は多い’’と説明会に参加しながら感じました。現在、日本人女性の70%が出産・育児を機に一度は職場を離れると言われています。それは企業にとっては、有能かつ必要な人材が不足してしまうことに繋がります。そのため、少しでも有能な女性が長く働きやすい環境を提供することがあたり前になっているのだと思います。
総じていうと、「女性である」ということを非常に尊重してくれる風潮が今の日本企業にはあります。
「性に違和感がある」もしくは「結婚するつもりはない」と感じている人・考えている人はこの制度に疑問を持つかもしれません。個人的に私はバイセクシュアルであるため、ライフスタイルを選択する上での手厚いサポートや環境面の配慮はありがたいと思う反面、結婚することが前提に話が進むことは少し息苦しいとも感じました。
LGBTに対する支援も
日本は海外に比べると多様性に対する対応がまだまだ遅いと思うことも多いかもしれません。しかし、ダイバーシティ推進経営をしている企業も増えています。
具体的にいうと、幹部層向けのダイバーシティ研修の実施や社内の倫理規定の改定、同性カップルにも結婚お祝い金を支給できるようにする等が実際に行われている企業もあるそうです。少しずつ制度からですが、変化が生まれているようです。実際に当事者が働きやすい/使いやすいと思わなければ、本当の意味でのダイバーシティ推進の成功とは言えません。しかし、国の方向性として多様性を活かそうという考えになっていることは非常に嬉しいことです。
総合結婚情報誌が認めた「結婚しなくても幸せになれるこの時代」
少し話は変わりますが、私は小さい頃、大人になったら絶対に結婚すると思っていました。両親や祖父母に「結婚は女性の幸せ」と言い聞かされていた私は、結婚することが一番の幸せのカタチであることを信じていました。しかし時代の移り変わりと、出会ってきた仲間を通して、結婚は幸せであるための手段のひとつであり、それにこだわる必要はないことに気づかされました。
総合結婚情報誌ゼクシィの新CMのキャッチコピーにある、
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」
https://youtu.be/FuH-38iyOD0
「先の未来を一緒に歩みたい。」そう思え、かつ、その手段して結婚が出てきたら結婚するのかもしれません。このキャッチコピーは賛否両論ありますが、ついに総合結婚情報誌が結婚しなくても幸せになれる時代を認めた!と嬉しくなりました。日本も少しずつ変わっていっています。まあ、私に関しては「結婚する、しない」関係なく、まだまだ先の話になりそうなので、まずは就職して自分の生活基盤をきちんとしたいと思います。
まとめ
日本は、今の時代に生まれる子どもの約50%が100歳以上生きると言われています。つまり、人生まだまだ長いです。100年前の1918年は第一次世界大戦が終戦した年であり、日本では米の暴騰により全国的に米騒動が起こった年でもあります。LGBT関連でいうと、1920年に「ゲイ」という単語が同性愛者を示すものとして初めて地下運動で用いられました。100年で人々の生活や環境、当たり前と思われる事、そして求められる能力や人材は変化します。そしてこれからの100年間はAIやIoTなどの進化で生活や働き方はどんどん変化いくことは間違いありません。今から10年、50年、100年後に求められる人材でいるためにも、情報に敏感になりながら、常に変化し、数年、10年先も自分の力で生きられる格好いい自分を目指します。日々、学びと実践です。