FTMの性適合手術って本当にやる価値あるの?
こんにちはHossyです。
FTMの皆さんはもう性適合手術しましたか?それともこれからですか?
今回は自分が性適合手術についてどう思っているのか、施術したいのかしたくないのかについてお話します。
Hossyはまだです。まだっていうかやるべきなのかすら考えてしまっています。どこまで健康を害すのか良くわからない点が多くて怖いです。
本当に必要あるのかな?それで幸せになれるのかな?それが納得できるまでは手術する気にはなれません。(多分)健康な自分の身体を無理矢理いじってまともに動けない体になったら・・・。何百万円かけて作った身体に満足できなかったら・・・。不安、悩みは尽きません。以下、自分の悩み一覧です。
- 手術は何歳から何歳までがベスト?
- どこまで男性に近づけよう?
- 取り外した部分のリサイクルは?
1. 手術は何歳から何歳までがベスト?
性適合手術のことをSRSと言うそうです。前にお世話になっていた精神科では、30を過ぎてから手術する人もいるし間に合うと聞きました。実際、いくつかブログを拝見しても20代終わりか30代前半くらいに手術しているかな?といった具合です。
法律的には20歳から(保護者の許可があれば18から)ですが、何歳までというのはありません。ただし、どこまで手術するかによって全身麻酔など相当大がかりな手術を行うので、体力的な面を考慮した方が良いみたいです。体力的な面、こればかりは人それぞれですよね。とりあえず40歳くらいまでならあまり問題はないのかな・・・?
そこで、自分の考えですが、30を過ぎてくると子宮筋腫やガンなどの病気のリスクも増えるし、それらの病気になったらや、予防としてその時手術しようかなと考えています。
これは自分の場合ですが、博士課程まで行くのも考えているので(そこまで優秀ではないが)、まず教育課程が一通り終わって、一働きして、ポスドクなどの任期が1回切れたら、お金も貯まって?その頃が丁度いいかもなと。(博士出てお金が貯まるのは狸の皮算用!)
どの道、一回社会に出てお金貯めてからでないと話にならないので。流石にこればっかりは親の脛をかじってはいけない。人間性的にも自立性的にもプライド的にも。(あくまでも自分の考えです)
2. どこまで男性に近づけよう?
性適合手術の話などをネットで探すと、タイは安いし技術も良いとか。また最近はかなり精巧な男性器を作ってもらえるとか。中々興味深い話だなーと思ったのだけど、性器まで作るのはとても痛くてコストの高い手術になることからここまでやる人は少ないらしい。
とりあえず、女性器を外せば戸籍は変えられるけれど、あれまでやらないと立ちションができない。これも嫌だ。毎回大便用の便器行きになって、いつか「あいついつも腹壊してない?」って心配される。堂々とすっきり気兼ねなく用を足したい・・・。
しかも、腕の筋肉を使うらしい。腕筋の無さ人一倍の自分がこんな手術をしたら・・・、やっと男性ホルモンを投入して育てた筋肉がチ○コになるのか・・・。筋肉をそんなことに使うより重たい荷物を運んだりお姫様だっこしてあげる方が絶対女子ウケいいよね。
3. 取り外した部分のリサイクル
MTFの男性器は女性器に再利用されるけどFTMの女性器は・・・?
調べてもでてこない。やっぱ捨ててしまうのかな?ぐじゅぐじゅの内臓だし、取り扱うのが難しいのはわかっているんだけど、でもやっぱなにより病気じゃない細胞をすぱっと捨てるのは抵抗があります。iPS化とまで行かなくてももう少し・・・ねぇ?
それに、女性の身体の中でも男性ホルモンは作られていますが、その場所はまさかの卵巣(細かくいうと卵胞らしい)。男性ホルモンが欲しいのに男性ホルモン製造機を外すという矛盾。まあ、男性ホルモンと同時に女性ホルモンも作っているから、取り除くのだけど。ただ、細胞レベルで見た場合もしかしたら、男性ホルモンと女性ホルモンを作っている場所は違うかもしれない。肝臓のランゲルハンス島みたいに。もし、そうだったら上手く男性ホルモンを作る細胞だけ体に残せないでしょうか?そしたら注射の負担も減ると思うけれど。そんなに上手くいかないかな・・・。
卵巣は体を守ってくれる、男性ホルモンを作ってくれる。
いくらFTMの心が男性でも体は女性な訳で、こればっかりは神様を恨んでくらいしかかける言葉がないです(自分に対しても)。なんやかんや20年以上女性やってる訳で、それを後から無理矢理変えた所で心はともかく身体がもたない。女性が男性ホルモンを過剰に摂取すると心筋梗塞などのリスクが高まると言われています。若い内に体の一部だけ寿命に追いやっても、他の元気な細胞が生きようとするから、死ぬ間際にとてもとても苦しい思いをするでしょう。前触れの症状が出て入院、寝たきり薬漬けの日々の可能性はそれなりに高いと考えています。現代医療が高度化したため、なおさらでしょう。
少し皮肉気味に現代医療の高度化と言いいましたが、期待している面もあります。
それはまた別の機会に^^(早ければ次に)