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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

LGBT当事者の普通じゃないといけないと思うことが多いからこそ「あるもの」を数える

2017/07/13

こんにちは。Mitchanです。本日は、物事の見方の大切さお話をしたいと思います。非常に大事です!みなさんは、人の目を気にして、自分にないものばかり数えた経験はありますか?私は、今まで生きてきた中で何度もあります。

「ないもの」を追うことで人は弱る

私は高校生まで自分が持っていないものばかりに目を向けていました。例えば、「自分の周りは賢いし、要領がいいからきっと大学受験に受かるだろうけど、自分にはそんな自信はない。」といった学力面や、「他の友人と同じように、異性だけを恋愛対象として見れない。」といった恋愛面、「上手く話すことが出来ないから人と上手く関わることが出来ない。」といった人間関係面など多方面でないものを見つけては落ち込んでいました。本当に数えだしたらキリがありません。

半鬱の経験が物語る

私は高校3年生、大学受験期の夏に半鬱の状態になったことがあります。某大手模試の志望校合格可能性レベルはB(合格可能性70%)でそんなにも悪くなかったにもかかわらず、受かるかどうかが不安で考えすぎたことがきっかけとなり、毎日落ち込んでいました。最初は寝つきが悪いぐらいの症状だったのですが、身体にも異変が起きてきて、夜になると寝れなくなってしまい、しまいにはよく分からないまま深夜に自宅周りを徘徊していたこともありました。当時、殴り書きしたノートが今でも残っていますが、そこには「今生きているのは、死んだら家族に迷惑をかけるから、でもどうしていいかわからない。」と書いてありました。

どうにか変わりたいと思ったときに行ったのは「ありのままを受け入れること」と「物の見方を変えること」

人よりも「ない」と思い、落ち込み、しかし勉強を止めることも怖くて、とりあえず机に向かう日々が続きましたが、そんな自分にも嫌気がさしました。どうにかその状況から抜け出す方法がないかと模索した結果、今出来ないことを全部丸ごと受け入れることにしました。受け入れてしまったら自分が駄目になっちゃうのではないかと不安でしたが、時間をかけて受け入れていきました。

すると、今のそのままの自分を少しずつですが、認めることが出来るようになりました。それまで「ないもの」に目を向けていたのが「あるもの」に焦点が当たるようになりました。
―塾にも行かせてもらい、勉強が出来る環境がある
―悩んだら寄り添ってくれる家族、友達がいる
―志望校を受けられる

「あるものすべてが有難い、感謝だ。」そう思えてからの自分の学力向上、精神面の安定は早かったです。

恋愛や人間関係にも活かせた

同性も恋愛対象として気になってしまう自分だからこそ、LGBTという分野に興味を持てたんだ!と気がつき、大学で学問として理解を深め、人に伝えることが出来ています。今ではLGBT当事者と交流会を通して様々な分野について語らいあうことが出来ます。

上手く話せない自分だからこそ、人の話をとことん聞くことに専念することが出来ると気づき、今では友人に「Mitchanに話すと心が穏やかになる。」と言われるようになりました。
今の自分をありのまま受け入れ、あるものに感謝し、だからこそ出来ることを丁寧に行うようになり、自分らしく生きる一歩を歩みだしました。

見方ひとつで同じ物事が全く違って見える

皆さんにひとつお勧めしたい本があります。天才コピーライターとして大活躍しているひすいこたろうさんの「ものの見方検定」という本です。ここまで私から、物事の見方ひとつで自分の生き方が変わるかを書いてきましたが、この本を読んでいただけたら「人生を100倍楽しくする考え方」をよりわかりやすく身につけることが出来ます。

まとめ

「ないもの」を追うと、不安や恐怖が生まれます。しかし、「あるもの」に気づき、感謝すると安心が生まれます。自分の捉え方次第で人生は切り拓くことが出来ます。
私の個人的意見なのですが、SNSを見たり、イベントに参加していて思うのは、LGBT当事者はどうしても、セクシュアルマイノリティーは自分を構成する1要素であるにも関わらず、その1要素への比重が大きくなってしまうように思います。「ないもの」を何かで満たそうとするために、失っているものが多いように思います。

もちろん、人それぞれ捉え方は違いますが、ないものを求める前に、ないと思っていたところに存在する「あるもの」に感謝するものアリだと私は思います。少なくとも私は、今までの人生に後悔した選択は1つもないし、バイセクシュアルであることも女の子に本気で片想いしていたことも、今の自分になるには必要な経験だったと思っています。これから起こることも私にとって起こるべくして起きたと捉えると思います。私は、日常生活から「あるものに気づく」ことが自分の人生を大切にするうえで重要であることを教えてもらいました。

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