歴史は繰り返すっていうけれども・・・
一昔前と比べるとLGBTに関するニュースが増えたように思います。LGBTの人々にとって励ましになるようなニュースから、傷つけるようなニュースまで。時代の流れだからだというのもそうなんだけど、その流れを作ったのは言うまでもなく、当時イロモノの目で見られてきた先輩たちだと。
きっとこれからLGBTがより暮らしやすい社会にはなると思うけれど、それはずっと続くのだろうか?
民主主義になって何年が経ったのだろう?
LGBTは迫害の対象になって何年が経ったのだろう?
ずっと昔、古代ギリシャは民主主義だったらしいし、江戸では少年が男性の相手をしていた。一度廃れた文化なのだ。民主主義もLBGTに対する寛容性も。
そういう話を聞くと、人間の中身って何千年経ってもそんなに変わってないような。もしかしたら、ホモ・サピエンスになる前からあまり変わってないのかもしれないね(笑)
ということは、また民主主義というのは廃れてしまう可能性もあるのだな?同じ歴史を繰り返さないようにするって思った以上に大変なエエネルギーを使うようだ。
赤の女王仮説
最近、生態学という講義で習った「赤の女王仮説」。不思議の国のアリスに出てくるあの女王の言葉「同じ場所にとどまるためには、絶えず全力で走っていなければならない」同じ場所にいるのにどうやって走るの?足踏み?
生態系、特に植物は足が無いので同じ場所に留まり続ける。しかし、留まるばかりではいつかウイルスなどの病気もやってきてしまう。だから、ウイルスなどに対抗するために抵抗を作る遺伝子を作り続けなければならない。
植物は同じ場所に留まっているようで、身体の中(遺伝子)は絶えず動いている(進化)という訳だ。
生態と人間社会は違うものだが、絶えず周りの環境が変わる点では似ている。試しに女王の言葉をはめてみた。
民主主義をつづけたかったら走りつづけなさい!
今、一部民主国家が岐路に立たされているなと感じるのは私だけだろうか?10年後20年後も幸せに暮らせる国家を保つには、国のシステムを考え直さないといけない時期に来たような気がする。
LGBTに住みよい社会をつづけたいなら走りつづけなさい!
まだまだ「走りつづけなさい!」って発破かけなくても沢山の人が走ってくれるのだけど、一部の宗教は解釈によって同性愛を認めるか否かの意見があるので、気を抜くと勢力が逆転するかもしれない。どっちが悪とか正義とかないのだから。
同じ日本という国に住みつづけたかったら走りつづけなさい!
デフレになって失われた何年とか言われて、この国の国力が育っていない(周りが成長しているので相対的にしぼんでる)ように見える。今の生活を維持したいなら、走れ!と発破かけないといけないような・・・。
日本を出て世界に向かうならどの道走ることになりそうなので、どこにいようが走り(進化)続けないといけないようだ。自転車操業、火の車である。
歴史を繰り返さないためにできること?
またやっと民主主義が来て、LGBTに寛容になってきて・・・また独裁政権になって、LGBTが理解されないものになって・・・。そんな繰り返しは多分、かなりの人が望んでないと思う。アンケートはとってないですが・・・。
けれども、やっと日の目を浴びたLGBTという個性が陰になっていく未来は十分にありえる。先輩達がやっとの思いで築いた周囲の人々の理解を消さないように、なにか少しでも活動をするべきなのかなぁ。
ただ、活動するといっても自分たち一部のマイノリティーの意見を一方的に言うだけじゃ、反感を買いますよね?
自分のこと、一部のことしか考えないというのは自己中と言われてもしかたないかなと。
平たく言うと、相手の気持ち、考えを尊重して自分の気持ちを伝えられたら、もっと性のマイノリティについて真剣に考えてくれるのではないでしょうか?
って、難しいよね(笑)
とりあえず、ノンケなのに性的マイノリティの幸せを願ってくれる人には感謝しないとだよね。