ベトナム旅行帰りのMitchan~日本に住む私が「海外で生きる」について考える~
こんにちは。ベトナム旅行帰りのMitchanです。本日は、海外旅行をしている間に何度も考えさせられた「海外に住むとはどういうことか。」について私の視点から思いのままに書きたいと思います。LGBTは強みではなく、ただ個性の1つであるという認識が生まれたお話です。
日本在住のMitchan
パイオニアメンバーは、オーストラリア・カナダ・タイと海外在住の方が多い中で私は、メンバー内では少ない日本在住の1人です。海外経験と言えば、高校時代にアメリカに10日間ほどホームステイしたことと、大学時代にシンガポール・フランス・ドイツ・ベルギー、そしてベトナムに観光で訪れた程度です。
日本と海外の違い
一番はトイレの快適さ
海外に行って、一番に思うのは「日本のトイレって最高!(笑)」ということです。どんな建物でも公共施設でもトイレが本当に綺麗で快適です。昨日まで滞在していたベトナムでは、トイレットペーパーは基本置いていませんし、持参した紙を使ったしても、水に流したら詰まってしまうため、便座横にあるオープンなゴミ箱に紙を捨てます。床は基本濡れています。
ヨーロッパ圏は、ベトナムよりは綺麗だったのですが、公共のトイレは基本的に有料です。トイレの入り口に、お金を入れるところと遊園地の入場ゲートのようなバーを押すところがあったときは驚きました。1回使用するのに日本円にすると100円前後といったところでしょうか。
それに比べ、日本はどうでしょう。トイレットペーパーは付いていますし、お金もかからない。しかもゆったり過ごせるような音楽がかかっているところや、いい香りがするところもあります。
帰国して空港に到着し、トイレに入り、「ああ、日本に帰ってきたな。」とそこで初めて実感しました。
二番目は優先順位の違い
私が行ったことのある国はどこも「家族優先」の生活をしていました。ベトナムだと、仕事はきっちり定時で上がり、夜は家族とゆったりした時間を過ごします。定時であがるがゆえに、建設予定の建物は完成予定日が遅れることも多々あるそうです。しかし、「それでもいい。」と国民大半の考えとして持っているのも素敵だなと思いました。ベトナム人から見ると日本は働きすぎだそうです。「大切なものを大事に出来てる?」と問われたときは、日本人としてドキリとしました。
「なんだかんだ言って、日本ってすんばらしい国!」
このサイトを見ている人の多くが、将来海外で生活したいと思っている人だと思います。その人に伝えたいことは、海外で生活するというのは一見格好いいし、キラキラしているように見えますが、予想以上に日本と変わらない思います。普通です。しかし、その普通と感じられる水準以上をたもつことは日本で生活するよりも非常に大変です。
ベトナムでの出来事から
ベトナムで夕飯を食べに行ったときに、ベトナム人が民族衣装を着て、ステージで踊ったり、楽器を演奏している姿をみました。「美しい!」と思いながら最初は見ていたのですが、物事を他の視点からも考えたいと思う私は、想像してしまうのです。「この彼女たちは、どんな想いで踊ったり、演奏したりしているのだろう。」と。彼女たちは、母国であるベトナム語を話せて、かつ、踊りも楽器も出来ます。そして、日本人観光客をもてなすために日常会話程度の日本語は流暢に話すことが出来ます。二ヵ国語話せて、かつ、強みがあるのに日本と比べて低賃金で働いています。日本円にすると月3~4万円のお給料らしいです。
LGBTは置いておいて、「自分には何が出来るのか」を考えさせられた
出来ることはたくさんあるのに外に出ていくお金もなければチャンスも少ない、彼女たちは、たった1週間の旅行で自分たちの1ヶ月分以上のお金を持ち歩き、散財する日本人たちを見て何を思うのだろうと考えてしまいました。もちろん、ベトナム基準にしても仕方がないと思いますし、欧米・米国はもっと賃金は高いはずです。現地の言葉が話せるだけではなんのアドバンテージにもならない、むしろ、会話が出来た上で「自分には何が出来るのか。」これを海外では痛いほど突き刺されるのではないかと思いました。
また、海外に滞在中、LGBT当事者とも遭遇する機会が何度かありました。海外では、LGBTだからどうこう言うというよりは、個性という認識が強いと感じられました。「そんな自分だから出来ることは?」「LGBTはとりあえず置いておいて出来ることは?」そんな世界です。
日本っていい意味で甘い
それに比べて、「有難いくらいに甘いな。」と外から日本を見て思いました。新卒では、何も出来ない状態を想定して研修を手厚くしてくれます。福利厚生も整っており、会社に守られて生きることが出来ます。
私は、海外に出ることを否定したいわけではありません。むしろ、海外に出て働く人は率直にすごいと思います。海外で生活することは、今の時代、特別なことではない。これは正しいと思います。しかし、求められるものは日本よりも圧倒的に多い。そこに飛び込む力はやはり日本にいる私からしたら最高に格好いいです。
まとめ
ベトナムに行った私は、正直なところ、日本は、「やりたい!」と思ったことを形にするチャンスがゴロゴロ転がっているなと改めて実感しました。「会いたい!」という思いを行動にすれば大抵は会えるし、「勉強して活躍する場を変えたい!」という思いを目の前の努力に変えれば実現します。「チャンスの宝庫の国に生まれたのに勿体ない時間の過ごし方をしてきたのでは?」と自分を見つめ直す、いいきっかけとなりました。LGBTに偏りすぎることは視野を狭めることも考えられました。あくまで個性のひとつ!
私は想いを行動に変え、習慣とし、現実を変えていくことに決めました。まず、直近半年でやることは、人を感動させられる最高の卒業論文を書き上げ、後輩・同期・先輩・お世話になっている経営者さんに伝えることと、単発で行っているイベントの短期・中期・長期計画を立て、実行することです。私も今いるところで頑張ります。この記事を最後まで読んでくださった、優しい方もやりたいことが形になりますように。頑張りましょう!