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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

アイデンティティって一体なんなんだい!?~どうせ思い込みなら好きな自分になってみる~

2017/10/10

こんにちは、Cocoです!『アイデンティティ』つまり、あなたの自分らしさって何?そう聞かれたら、皆様はどう答えるでしょうか?確立した自己認識なんて、本当にみんな持っているのでしょうか?『本当の自分』とは何なのでしょうか?今回はそんなことを考えてみました。

「らしさ」にこだわりすぎないー固定概念を疑ってかかろう

自分は○○だという思い込みのアイデンティティ

アイデンティティと聞くとなんだか小難しくもありますが、簡単にまとめると「私は社長です」「私はおとなしいです」「私は男です」自分の性格から職種など、自分のタグみたいな物をみんないくつか持っているのでは。きっとそのひとつひとつが、自分自身で認識する自分のアイデンティティ。

もしくは「あなたは美人だね」「あなたは面白いね」など、外部からの評価によって自分はこうなんだと認識する自分のアイデンティティ。

自分の性格も、セクシュアリティも、他人からの評価も、自分で認識した時点で自分自身のひとつのアイデンティティになる。でもよくよく考えてみると、そのアイデンティティとやらは、ただの思い込みにすぎないかもしれません。

かりそめのアイデンティティってのもあるんじゃないでしょうか。例えば、飲み屋でよくあるこんなシーン。

武勇伝を長々と語るおじさま。店員のお姉さま方は「すっごーい!かっこいい!」とべた褒め。もちろんお姉さま方は、例え本心で彼らをすごい、かっこいいと思っていなくても、笑顔でそういったセリフを口にする。なぜなら彼女たちは仕事中、ある意味女優になりきっているからです。

お客様に気持ちよく飲んで帰ってもらう為には、本心では思っていないセリフも言わなきゃいけないし、嘘でも笑顔を作らなければならない。心の中では「うるせえこのオヤジ!」と思っても、自分ではない誰かになりきり振る舞わなければならない。それがプロの仕事なわけで。つまり仕事モードの時だけの自分のキャラというかりそめのアイデンティティがそこにはあります。

反対に、残念ながらうるせえこのオヤジ、と思われているかもしれないお客さんも、飲み屋という場所だけでの自分のキャラ、つまりアイデンティティがあります。

やれすごい、さすがだわと褒められているうちに、自分は本当にすごくて、モテている気がしてくる。商売だ、ウソだとわかっていてもついつい気分が良くなってしまう。

自分の心で思う自分、他人からあなたはこうだ、と言われる自分、演じる自分。こうなるともう、アイデンティティってなんなんだ??と混乱するばかり。

私は○○だから…の罠

新しい仕事に挑戦したい!あの人を誘いたい!海外で暮らしてみたい!だけど、私は〇〇だから向いてないかも…。やっぱりやめといたほうがいいかな…。

様々な場面で、そんな風に考えてしまうことはないでしょうか?この○○の部分には無限に当てはまるものがあります。

「アジア人だから冷たくされる」「ゲイだから、受け入れてもらえない」「女だから生意気なことは言えない」

そんな声を聞くこともありまし、私もそんなふうに考えたことは何度もあります。でも、生まれた性、国、時代。それらは変えようのない宿命。

もちろん、社会の制度や周囲の知識の少なさなど、現実とは引き離せない問題はたくさんあるのも事実。決してキレイ事ばかりではないのが現実ですが、セクシュアリティもコンプレックスも、自分のほんのたったの一部。それが全てではないはずです。

そんなほんの一部の為に、必要以上に自分で自分のアイデンティティを○○だからと決めつけると、自分で自分をがんじがらめにしてしまうはめに。

例えば、自分のコンプレックスも、人からすると何でもなかったり。自分はそんなタイプじゃないからと今まで手を出さなかったことも、何かのきっかけでやってみると意外と性に合っていたり。

そんなふうに自分が今まで決めつけていたことがあっという間に覆されることはないでしょうか?ずっと信じていたことが、だだの思い込みだった、なんてことが私にはたくさんありました。

そんな思い込みで「自分はこうだから、こうあるべきだ」と決めつけてしまう罠にはまってしまっては、どうしてもその人の行動や考え方の範囲を狭める上に、自分を支配してしまうだけかもしれません。

まとめ

私たちは無意識に、自らの作り上げたイメージに縛られて生きているとも言えます。

もういい歳だからそんなことはできない、男だから男らしくあるべきだ、性転換手術をしなければ幸せになれない。そんなありもしない勝手な幻想の中でこうでなければいけないと決めつけ、知らないうちに自ら選択肢を狭めているのはいつでも自分。

それが正解だと思い込み、それ以外のことは削ぎ落としてしまう。ちょっともったいない気がします。

心理学ではアイデンティティについての考え方のひとつに『自分が自分である感覚』は常に変化するものであり、アップデートされていくというものがあるそう。

ってことは、今自分が「私は○○だから」と思っているネガティブなアイデンティティも、自分の考え方次第でアップデートできるってこと。

もし今自分自身のアイデンティティが気に入らなくて、何かをするのにそれが邪魔になっているのであれば、捨ててしまえばいいのです。そしてどうせなら『自分がこうありたい』『こんな風になりたい』と思うアイデンティティにすり替える。『嫌いな自分』じゃなくて『好きな自分』に光をあててあげる。

自分自信の思う自分の性格。自分のことは自分が1番よくわかっている。それは本当でしょうか?一度、自分自身に対して持っているイメージを疑ってみるのもいいかもしれません。

良い風にも悪いふうにも、自分を支配しているのは自分。

今までの自分ならしなかったであろうこと、あるいは出来るだろうか、と不安なこと、そんなことに挑戦して、失敗して、上手くいって、知らなかった新たな自分のアイデンティティにまた出会う。どうせ思い込みなら、新しい自分を発掘してあげる。

そうしていくうちに、よくわからない本当の自分が少しづつ見えてくるのかもしれませんね。

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