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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

FTMと卵子提供

どうも、Hossyです。自分にはずっと抱えてる疑問があります。

健康な細胞を捨ててもいいのか?他の人にあげられないのか?

今回はFTMにとって忌み嫌われる細胞を少しでも有効に使えないのか?といった考えから、簡単にまとめました。

FTMにとって邪魔な細胞たち

私達、FTMは心は男かもしれない、けれども、身体はれっきとした女で女性としての機能は十分にある人がほとんど。

しかし、十分に発達した女性の身体ほど、自分達には余分なもので、それを持つことは心に暗い陰を落とします。大きい胸、エロいと言われる。月に1度の生理は自分の性別を意識させられる。どんなにボーイッシュにふるまっても、明らかに男とは違う越えられない壁を感じる。

なんで心と体が一致しないのか悩みながら、心の負担を軽くするために選ぶのは、乳房切除、卵巣摘出といった手術による女性らしさの除去になります。これをすれば私達は晴れて男として社会に出られる訳ですが、除去したものはどうするのでしょうか?

 

私、個人の考えですが、健康に機能している細胞をいらないからって捨てるのはどうなのかなぁと思います。

がん等で乳房や子宮がなくなった人がいる一方で、おっぱいとか邪魔だわって言っている人がいるわけですね。そこで移植とかできたらいいのになっと思い調べてみました。まあ、でも生物で習ったから知っています。移植が難しいことは。

ネットで調べた範囲ですが、基本的に捨ててしまうようです。

臓器の移植をスムーズにするために臓器移植法という法律がありますが、この法律が適用されるのは死後であること、臓器は心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓、小腸、眼球。思ったよりも種類は少ないかもしれません。大腸とか胃は無いままでも生きていけるから、わざわざ移植でリスクを増やさないという考えのようです。それだけ臓器移植はリスクが高いようです。

では、胸、子宮、卵巣の移植は技術としてない確立してないのでしょうか?探せばあるもので、子宮移植のプロジェクトチームのページを見つけることができました。2016年には海外で移植した子宮での妊娠に成功しているとページにのっていました。

胸は自分の脂肪細胞などをおっぱいに移植することで再建できるようなので、あまり他人のものを使う必要性はないのかなって感じですね。

卵巣は本人が幼少の頃手術で外した卵巣を冷凍保存し、もう一回移植することに成功していますが、遺伝子うんぬんの関係から他人のをまるっとという訳にはいかないかもしれません。その代り、卵子提供というものはあります。

 

卵子提供

卵子提供は不妊治療の最終手段として選ばれているようです。最近は晩婚化が進み、気付けば良い卵細胞が出なくなり、子供を産めない体になっていたという人が増えているそうです。少子高齢化に拍車をかけるような負のスパイラルですね(笑)

そのため、健康な若い卵子を持っている人に提供者になってもらい、治療者に血は繋がってなくても自分でお腹を痛めて生めるようにサポートする団体があります。

ちなみに日本では法整備されていないので、海外で手術するようです。(こういっちゃなんですが、少子高齢化とかさわいでるのに関連する法整備が遅れているよね)

提供者はドナーとして登録し、提供が決まれば、海外に2週間ほど渡航して提携先の病院で健康状態などを確認してから採卵するそうです。

渡航費などは向こうが負担し、謝礼として50万~80万円ほどもらえるらしいです。(そのため金目当てで登録している人もいるようです)50万か、2回くらい提供したら性転換手術できるなーと思いましたよ正直。

ただ、卵巣の活動が止まってしまうと採卵ができないため、ホルモン治療ができないのは間違いないですね。それに、女性ホルモンのバランスを薬品などで人工的に整えた後で、男性ホルモンを大量に注入するのも体にとっては恐ろしく負担になる可能性もあります。ただ、それでも必要としている人に行き渡るならやる価値はあるのかもしれない。捨てるくらいなら使って欲しいというのがHossyの考えです。もしも、私がやらないとしても「こういうのあるんだー」って興味を持っていただければと思います。

 

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-FTM, Hossy, 性別適合手術, 性同一性障害