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2018年2月25日完 パイオニアのご愛読ありがとうございました!

ついに来たか、性同一性障害の保険適用

2017/12/10

ついにまだ議論の段階ですが、性適合手術に保険適用される可能性が見えてきました。素直に嬉しいです。

もちろん、他のことに予算回せよって意見があるのはもっともですが、当事者にとって今年一番喜べるニュースになりました。

Hossyの中で嬉しいニュース同列1位はけものフレンズが流行語大賞に選ばれたり、CDオリコン1位、カラオケで良く歌われている曲アニメ部門1位になったりですかね。もし、けもフレが流行語大賞1位、カラオケ総合部門で1位とかになったら順位変えますね。

 

みなさんは、けものはお好きですか?

けもの大好き!上野動物園行ったよ

私はこの前、上野動物園に行きました。丁度、パンダの餌やりが見れてラッキーな時間帯でした。(ササ食べてるとき、ずっとおしり向かれてたけど)

一番印象的だったのはエゾシカさんが私達の真下に来てくれて、周りのお客さんと一緒に手を振ったことです。シカさんも興味深く眺めてくれました。下の写真はその後に撮ったものです。かわいい顔に立派な角。いいですねぇ。

腕を伸ばすと、鼻を伸ばして挨拶?してくれました。だんだんと寒くなってくる季節ですが、寒さに負けず元気に気ままに動いてましたね。ゴリラなんかは毛布羽織って暖かそうでした。

 

性同一性障害の保険適用

けものはさて置き、保険適応の話に戻しましょう。

今年11月28日に「性別適合手術」について来年度から公的医療保険の対象にするかを厚生労働省が29日の中央保険医療協議会で議論してもらうように提案したそうです。

とりあえず、新聞社などがいくつか記事を載せているので、参考までにご覧ください。

朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASKCX6DVNKCXUTFK01K.html

東京新聞:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201711/CK2017112902000142.html

今まで性器除去の手術とかすれば戸籍上の性別を変えることができたのですが、高い性転換手術費用がネックになっていました。いくら法律でOKだしても、長らく金持ちしか性別は変えられない状態でした。100万を超える医療費。社会を出る前の学生にはほぼ選択することができない金額です。

 

そして、自分も性別を変えるには一度社会にでなければ到底そんなお金は集まらないと考えていました。それもあって10月頃一度就活に踏み切りました。

正直、心苦しかったです。きっとお金の貯まった数年後には手術のために会社を長期間休まないといけないかもしれない。いや、場合によっては辞めないといけないのかもしれない。てか、お金貯まるまで女としてメイクしてタイツにパンプスのスタイルで毎日通勤しないといけないのか・・・。あと、大学院やっぱ諦めきれない。そんな考えが頭の中をぐるぐるしていました。(面接にはノーメイク、パンツスーツ、ローファで行きました。だから落ちたのかもしれない。最大の理由は大学院行きたいって言っちゃたことなのは間違いないですけどね。)

しかし、保険適用が決定すれば無理に仮面を付けて正社員になってがっぽり稼いでからって必要がかなり薄くなります。

例え学生の身分でもバイト代、お小遣いコツコツ貯めて、旅行とか我慢したら十分手の届く金額になる可能性が高まってきました。(それでも数十万はするでしょうが)

これなら親が理解してくれなくてもお金はあげられないと言われても、自分の意志で就活までに性転換できるかもしれません。そうすれば、私が上に書いたようなことでうじうじ悩まなくて済むし、雇う前々から心と体が不安定な人間を採用するという可能性を減らすことに繋がれば企業にとっても大きなメリットなのではないでしょうか?

そして一番大きいのは、こうやって国がLGBTのことを少しずつでも認めてくれることが社会的な認知に繋がり、後ろ指を指されるのが怖くてまるで違法かのように陰でこそこそするしかなかった私達の存在が、堂々と一つの個性として表に出せるようになることなのではないでしょうか?

きっとここまでくれば、ある程度は保険適用されると思います。メディアに流すくらいですから。気になるのはどれをどこまで適用するかですね。きっと戸籍適用に必要な分と周りが性別を誤認しない程度には適用してくれると信じてます。

日本のエリートが議論するのだからとても納得のいくものになると信じてます(笑顔)

 

最後に、私的な意見

私個人の考えとしましては、手術うんぬんではなく、男だからこう、女だからこうという固定観念でその人を決めつけることが少しでも減る社会になってくれたらといつも思っています。今回の保険適用の議論はお金の面だけでなく、手術をするほど悩んでいるんだよって人がそれなりの数いることを世間に気付かせてくれる切掛けになるのでは、それが一番のメリットではと考えています。

 

女だから100%男を好きになると思うな。女だから可愛い服を着たいと思うな。その逆も然り。

LBGTに当てはまらない人にだって今の言葉が当てはまる人は多いはずです。つまり押しつけがましい固定観念はLBGTを議論する以前の問題だと思います。こういった『みんなもそうだからあなたもそうだよね?』って考えが少しでも減ればそれだけで性マイノリティーに属する人もそこまででもない人も生きやすい、『自分』を発揮しやすい社会になると考えています。

 

これで安心して大学院を目指せます。学生の内に性転換できたらいいなー楽しみー

12/10 ニホンジカではなくエゾシカでした。訂正とお詫びいたします。

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